この記事を読んでいるあなたは、
- FX自動売買は大損する?
- FX自動売買で大損する原因は?
- FX自動売買で大損しないためにはどうすればいいの?
上記のように考えているかもしれません。
この記事では「FX自動売買で大損する原因や大損を回避して稼ぐコツ」などについてお伝えしていきます。
なお、日本人トレーダーに人気の海外FX業者については、海外FXおすすめランキングにて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
【結論】FX自動売買で大損することはある
FX自動売買で大損することはあります。
なぜなら、自動売買は一定の条件に則って取引を続けており、未来の相場を100%予測できるわけではないためです。
とくに自然災害やテロ、前例のない伝染病など、大きな変化に対応できないという弱点があります。
そのため、大きなニュースを無視したまま自動売買を放置していると、思わぬ損失が出てしまったということもよくあるケースです。
自動売買といっても、完全放置で必ず稼げるわけではないということをよく理解しておく必要があります。
なぜFX自動売買で大損する?主な原因をパターン別に解説
FX自動売買で大損する主な原因は、以下の通りです。
- 自動売買だからといって完全に放置しているため
- レバレッジをかけ過ぎたリスクの高い取引をしているため
- 自動売買であるにも関わらず損切り設定を解除しているため
- 使っているプログラムが相場の流れに適していないため
- 十分な証拠金がなく強制ロスカットされやすくなっているため
それぞれ解説していきます。
自動売買だからといって完全に放置しているため
自動売買システムを過信して、完全放置することは大損する危険性を高めてしまう行為です。
なぜなら、自動売買は見通しの大きな変化に弱いためです。
自動売買は一定のルールに則って取引を自動で行なうことから、淡々と決められたとおりにしか売買できないという弱点を持ちます。
設定した際の状況がそのまま続けば問題なくトレードを行なえますが、FXは相場などが刻々と変化し続ける世界であることを念頭に置かなければなりません。
仮にテロや災害があった際に相場の流れが大きく変わると、自動売買のプログラムは対応できなくなり、効率的なトレードができなくなります。
そのため、自動売買の完全放置は大損を招いてしまうことがよくあるケースです。
レバレッジをかけ過ぎたリスクの高い取引をしているため
レバレッジを活用することで、少ない資金でも大きな利益を狙える点は魅力ですが、無理な取引は大損を招く行為につながりやすいです。
レバレッジを大きくすればするほど、少しの価格変動でも大きな損失が発生する可能性が高まり、ハイリスクハイリターンとなってしまいます。
そのため、ハイレバレッジの取引で大きな損失を出してしまうと、一発で相場から退場させられる事態にもなりかねません。
自動売買であるにも関わらず損切り設定を解除しているため
自動売買システムの特性を無視して、損切り設定を解除していることも大損しやすい行為です。
自動売買は含み損を抱えることを想定して作られているため、設定しないとプログラムが適切に作動しなくなり、大損してしまう可能性があります。
損失の発生はできるだけ避けたいですが、1度「損切りずらし」をおこなうと何度も繰り返してしまう傾向にあり、最終的に想定以上の金額で損切りを迫られるといったケースも多いです。
使っているプログラムが相場の流れに適していないため
使っている自動売買のプログラムが相場の流れにマッチしていないと、大損してしまう可能性があります。
なぜなら自動売買は、各相場の状況に合わせたロジックで構成されているものが多いためです。
具体的には、上昇トレンドや下降トレンド、レンジ相場など、さまざまな特性を持っています。
特性を理解せずに、レンジ相場でトレンド相場用のツールを使うなど、使い方を誤ってしまうこともよくあるケースです。
誤った使い方をしてしまうと自動売買の長所を生かせないばかりか、相場に対応できずに大きな損失を発生させる危険性が高まるでしょう。
十分な証拠金がなく強制ロスカットされやすくなっているため
証拠金に余裕がない状態で取引を行なっていることで、強制ロスカットされやすい状況になっていることも大損する原因の1つです。
なぜならギリギリの証拠金で取引すると、少しの値動きで一定水準を切ってしまい強制ロスカットされやすいためです。
ロスカットが執行されると、保有ポジションがすべて強制決済されてしまうため、その時点で損失が確定し大損を招いてしまう恐れがあります。
FX自動売買で大損を回避して稼ぐコツ
FX自動売買で大損を回避して稼ぐコツは、以下の通りです。
- 定期的にチャート・ツールの状態を確認する
- リスクを取りすぎずにゆとりある売買を心がける
- 「損切りは手動で行わない」という自動売買における鉄則を守る
- 相場に適した相性が良いプログラムを選ぶ
- 証拠金維持率に余裕を持った状態で取引を行う
それぞれ解説していきます。
定期的にチャート・ツールの状態を確認する
自動売買のシステムをしっかり把握したうえで、定期的に確認・分析しましょう。
とくに相場の大きな変化に非常に弱く、変化のタイミングで放置していると大損を招く可能性があります。
逆に利益を得るチャンスを逃すといったこともあり、自動売買のポテンシャルを最大限活かすという意味でも、こまめな確認は欠かせません。
リスクを取りすぎずにゆとりある売買を心がける
FXは常にプラス収支になるわけではないため、損失が生じても落ち着いていられるゆとりが必要です。
ゆとりを持つことで、リスクを取って負けを取り戻そうとする感情的な取引を防げます。
ゆとりのある取引を行なうには、リスクを取りすぎないということが、重要なポイントになります。
なお、自動売買の多くは、証拠金維持率が100%を下回るとロスカットされるケースが多いです。
余裕のある資金で取引をおこなうことは、ロスカットによる思わぬ損失を防ぐ対策にもつながります。
「損切りは手動で行わない」という自動売買における鉄則を守る
自動売買の鉄則は、手動で損切りしないことです。
自動売買は、含み損を抱えることを想定して作られています。
為替相場には回帰性があり、上がりすぎたor下がりすぎた相場は、必ずどこかで反発することが一般的です。
自動売買はその辺りも考慮した上で作られているため、一時的に含み損を抱えても、最終的には利益が出る仕組みになっています。
そのため、独断で損切りしないことが大損を防ぐコツです。
ただし、天変地異や伝染病などによる急速な相場変動が発生した場合、予防措置的に損切りをおこなうことは有効な手段です。
相場に適した相性が良いプログラムを選ぶ
相場の流れに沿った自動売買プログラムを選定することが大切です。
自動売買はレンジ相場やトレンド相場など、さまざまな特徴を持っています。
特徴を押さえた上で適切なプログラムを選ばないと、勝率を上げることは困難です。
「人気だから」「周りが使っているから」ではなく、プログラムの性能を把握した上で、相場の流れに合うものを選びましょう。
証拠金維持率に余裕を持った状態で取引を行う
自動売買をおこなう際は、証拠金維持率にゆとりのある状態で取引しましょう。
高い証拠金維持率をキープできていれば、突然ロスカットをされることが少なくなり、大損のリスクが下がります。
証拠金維持率とは、保有ポジションが全体の口座残高のうちどれくらいを占めているか示す数値で、ロスカットの判定に使用されます。
多くのFX業者では、証拠金維持率100%または50%以下をロスカットの基準にしているケースが多いです。
強制ロスカットのリスクを下げるためにも、証拠金維持率に余裕を持たせて取引を行ないましょう。
FX自動売買を行う際は詐欺に要注意!
自動売買ソフトは詐欺も存在するため、よく吟味して選ぶ必要があります。
よくある手口は、以下のとおりです。
- 高額な取引ツールを売りつける
- 収益結果を改ざんする
- クーリングオフを拒否する
- 出金に応じない
- 口座開設により個人情報を盗む
詐欺に引っかからないためにも、以下のポイントをチェックしておきましょう。
- 高すぎる収益率をアピールしていないか
- 不安や緊急性を煽る謳い文句がないか
- 利用規約があるか
- 連絡先や住所が明らかにされているか
- 金融庁に登録されているか
- 詐欺被害の口コミはないか
投資に絶対儲かる仕組みはありません。
「絶対に儲かる」「完全放置で儲かる」「リスク一切なし」「一攫千金」など、過激なワードを用いた自動売買は、詐欺の疑いがあります。
また、自動売買の販売元が曖昧な場合も注意が必要です。
とくに住所が不明、連絡先が携帯電話、フリーメールのみなどは怪しい自動売買ツールの可能性があります。
SNSなどで口コミもチェックしながら、安全なものかどうかよく確認しましょう。
FX自動売買で大損したくない人におすすめの業者
FX自動売買で大損したくない人におすすめの業者は、以下の3つです。
- XMTrading
- FXGT
- Exness
それぞれ解説していきます。
XMTrading
出典:https://www.xmtrading.com/jp/
XMTradingとは、日本人シェアナンバーワンを誇る最大手海外FXブローカーです。
ハイレバレッジやゼロカットなど、国内FXでは実現できないサービスを提供しています。
イギリス、キプロス共和国、オーストラリア、セーシェル共和国の4か国でライセンスを取得しており、信頼性が高い海外FX会社の1つです。
日本語サポートや24時間入出金対応など、日本人が安心して利用できる環境も整備されています。
XMTradingは、自動売買で重要となる約定力が業界トップクラスである点が魅力的です。
約定力とは、注文した価格でどれだけ正確に決済されるかを表す指標で、約定力が低いと狙った価格でエントリーできずに無駄な損失が生まれやすくなります。
XMTradingは、99%以上が1秒以内に約定している実績があり、FX業界でもトップクラスです。
国内FXを含めても約定力が高い水準であるため、XMTradingは自動売買を稼働するのに適しています。
また、マイクロ口座であれば、10通貨から取引できるため、少額から運用できる点も魅力的です。
※上記ボタンをクリックすると公式サイトに遷移します。
FXGT
出典:https://fxgt.com/ja/
FXGTは、2019年に設立した比較的新しい海外FX業者で、FX銘柄と仮想通貨銘柄を両方取引できるハイブリッドブローカーとして登場しました。
口座開設ボーナスや入金ボーナスなど豪華なボーナスを用意しているほか、最大1,000倍のハイレバレッジでも高い評判を集めています。
公式サイト・問い合わせは日本語対応しているだけでなく、365日24時間問い合わせ可能なサポート付きである点も特徴です。
FXGTはボーナスが充実しているため、豊富なボーナスを自動売買に活かせるというメリットがあります。
また、FXGTではMT4またはMT5から自動売買ソフトを選択できるため、ほかの海外FX業者のように外部サイトで探す手間がありません。
さらに有料のプログラムだけではなく、無料のプログラムもダウンロードできるため、FX初心者でも手軽に自動売買を運用することが可能です。
※上記ボタンをクリックすると公式サイトに遷移します。
Exness
出典:https://www.exness.com/
Exness(エクスネス)とは、2008年に設立された海外FX業者です。
最大レバレッジ無制限・ロスカット率0%で取引できる点がExnessの強みです。
弱点だったストップレベルの広さも、アップデートにより全銘柄ストップレベルゼロに改善され、さらに使いやすく生まれ変わりました。
海外FX業者のなかには、自動売買専用の口座タイプを設けている業者もあり、最大レバレッジなどのスペックが制限されているケースもあります。
一方Exness(エクスネス)は、すべての口座タイプで自動売買が可能です。
もちろん最大レバレッジやスプレッドといった取引スペックも制限されないため、ハイスペックな取引環境で自動売買を運用したい人に向いています。
また、FX業者側のサーバー負担が大きいため、スキャルピングを禁止している業者もある中、Exnessは認められている点も大きなメリットです。
※上記ボタンをクリックすると公式サイトに遷移します。
FX自動売買のメリット
FX自動売買のメリットには、以下のようなものがあります。
- 常にチャートを見続ける必要がない
- 感情的にトレードして損することが起きない
- 専門的な知識や難しい戦略がなくても取引できる
それぞれ解説していきます。
常にチャートを見続ける必要がない
自動売買は、常にチャートを監視する必要がないというメリットがあります。
なぜなら、自動売買システムが24時間相場を監視し、アルゴリズムに沿って取引してくれるためです。
トレードチャンスを獲得するためには、リアルタイムでマーケットを確認する必要があります。
しかし、サラリーマンやFX取引とは別に本業を持っている人は、取引に割ける時間は限られてしまうでしょう。
その際に自動売買を活用することで、トレードチャンスが増える可能性が高くなります。
そのため、なかなかトレードに時間を割けないという人でも、強い味方になってくれるでしょう。
感情的にトレードして損することが起きない
自動売買は、感情的なトレードによる大損を防ぐ効果があります。
なぜなら、アルゴリズムに則って機械的に取引するため、注文を出す際に感情に左右されることはありません。
FXに限らず投資の世界では、感情的になったことが災いして失敗するケースが多いです。
どのような状況に置かれても冷静に取引をおこなうには、場数を踏んで慣れていく必要があります。
そのため、自動売買は冷静さを失ったことによる失敗を防ぐことが可能です。
専門的な知識や難しい戦略がなくても取引できる
自動売買は、専門的な知識や難しい戦略がなくても取引できることが強みです。
なぜなら、一定の成果を期待できる取引戦略があらかじめ取引ツールに組み込まれているためです。
裁量トレードでは、マーケットの情報と分析する知識が欠かせません。
すでにトレードの知識や経験がある人、マーケットに向き合うトレードが好きな人は、裁量トレードのほうが適しています。
一方自動売買は、分析方法や売買タイミングに悩まずに取引できることが強みであるため、ハードルはかなり下がるでしょう。
とくにFX初心者や仕事の都合でFXの勉強に時間を割けない人、トレードに苦手意識を持つ人には最適のツールです。
FX自動売買のデメリット
FXの自動売買には、以下のようなデメリットがあります。
- 使用する自動売買ツールによっては設定が難しい場合がある
- ツールは万能ではなく損益が膨らむケースもある
- 裁量トレードよりも手数料が高くなることもある
それぞれ解説していきます。
使用する自動売買ツールによっては設定が難しい場合がある
自動売買ツールによっては設定が難しく、初心者には使いこなせない可能性があります。
なぜなら大手FX会社が開発したものから、個人が作成したものまでピンキリで、操作方法もさまざまであるためです。
なかでもMT4と呼ばれる取引ツールは、自由度が高い分、設定が難しいため、初心者は挫折しやすい可能性があります。
これからFXを始める人は、シンプルな設定で使いやすいFX会社が提供するツールを利用してみましょう。
ツールは万能ではなく損益が膨らむケースもある
自動売買は常にチャートを監視する必要はないものの、完全放置をすると気がついたら大きな損失を抱えることもあります。
自動売買は過去の相場の値動きなどをベースに開発されており、過去にない相場や相場の急変動に対応できない場合もあります。
そのため、現在の相場に適したプログラムや、自分の投資スタイルにマッチしたものを見つけて稼働させることが大切です。
裁量トレードよりも手数料が高くなることもある
自動売買は、裁量トレードより手数料が高い傾向にあります。
なぜなら、より高い確率でトレーダーが成果を出せるように改善が繰り返されているためです。
また、システムを常に稼働し続けるために、サーバーの維持管理が必要であることも理由の1つです。
手数料が高くなる可能性も考慮して、自動売買の導入を検討しましょう。
FX自動売買の大損に関してよくある質問
FX自動売買の大損に関してよくある質問を紹介します。
FX自動売買は儲からないの?
FX自動売買で儲かる可能性は十分にあります。
利益率は自動売買ツールによって異なるものの、高い利益率を実現している自動販売ツールも存在します。
十分な資金を確保しつつ、FXの基本を理解しており、長期運用を前提とした取引を心がけていれば、勝てるチャンスはあります。
また、信頼できるFX会社の自動販売ツールを使うことも大切です。
FX自動売買で生活することはできる?
正しい運用をしていれば、FX自動売買で生活することは可能です。
確実に利益が出ている自動売買ツールを選ぶことで、低利率でも稼げる見込みは十分にあります。
低利率であっても、取引数量を増やすことで結果的に収入アップを目指せます。
そのためには、証拠金として使うお金をしっかり確保し、増やしていくことが大切です。
裁量トレードよりも勉強時間や労力はかなり軽減されるため、会社員として生活しながらFX自動売買を始められます。
FX自動売買の最低資金はいくら?
FX自動売買をおこなう際は、最低でも10万円を用意しておきましょう。
自動売買は複数のポジションを同時に保有するため、含み損に耐えられる資金が必要になります。
資金が足りないと含み損に耐えられずロスカットされて損失が出たり、新規ポジションを建てられず利益のチャンスを逃してしまったりなどのリスクがあります。
また、10万円未満で利用できるツールが非常に少ないため、10万円〜30万円程度用意しておくと安心です。
FX自動売買で大損する原因や回避して稼ぐコツまとめ
この記事では、「FX自動売買で大損する原因や大損を回避して稼ぐコツ」などについてお伝えしてきました。
FX自動売買で大損してしまう原因は、完全放置している、リスクの高い取引をしている、相場の流れに合わないプログラムを使用していることなどが挙げられます。
また、FX自動売買は詐欺も散見されるため、プログラムを選ぶ際は慎重な判断が求められます。
FXは適切に運用できていれば、儲けることは可能です。
FX自動売買を始める際は、最低でも10万円以上の資金を確保しておき、不足の事態にも耐えられるようにしておきましょう。
なお、日本人トレーダーに人気の海外FX業者については、海外FXおすすめランキングにて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。