この記事を読んでいるあなたは、
- ECサイトの売上を伸ばすための重要な考え方を知りたい
- ECサイトの売上を伸ばすため方法や施策を知りたい
- 実際にECサイトの売上向上に成功した企業の事例が知りたい
上記のように考えているかもしれません。
この記事では、そんなあなたに「ECサイトの売上を伸ばすための方法や具体的な施策、そして実際にECサイトの売上向上に成功した企業の事例」などを解説していきます。
ECサイトの売上を伸ばすための重要な考え方
ECサイトの売上を伸ばすためには、まずは以下の公式を押さえておきましょう。
売上=imp×CTR×CVR×LTV
なお、それぞれの数値は以下のような意味を持っています。
- imp(インプレッション):自社のECサイトが検索結果に表示された回数
- CTR :広告やWebページなどのクリック率
- CVR :サイト訪問者のうち何人が目的の行動をとったかを示す割合
- LTV(顧客生涯価値):ある顧客1人が企業にもたらす価値の総額
上記の式からも分かるように、どれか1つの要素だけを改善すれば売上が向上するという訳ではありません。
ECサイトの売上を伸ばすには、全ての要素を改善するための施策をそれぞれ実行していく必要があるということを理解することが重要になります。
ECサイトの売上を伸ばすための施策7選
それでは、ECサイトの売上を伸ばすための施策を7つ紹介していきます。
ECサイトのデザイン(UI/UX)を改善する
ECサイトの売上を伸ばすためには、ECサイトのデザイン(UI/UX)を改善することが重要です。
ECサイトをユーザーがより使いやすいデザインに改善することで顧客満足度が向上し、売上アップに繋がります。
全体のデザインから細かい部分のデザインまで、実際に自分で操作してみて使いにくいポイントがないかチェックしてみましょう。
見直すポイントとしては、以下のような箇所が挙げられます。
- 文章だけでなく写真や動画も載っていて、商品像をイメージしやすくなっているか
- 文字のフォントは見やすいか?大事な部分は強調してあるか
- 顧客の獲得が見込めるコピーが書けているか
- 商品の情報が具体的に記載されているか
- スマホでも利用しやすいサイトになっているか
ECサイトのデザインを見直す際は、上記のポイントを見直していくと良いでしょう。
SNSを活用してECサイトのことを知ってもらう
ECサイトの売上を伸ばすためには、SNSを活用してECサイトのことを知ってもらう努力をしましょう。
現代は若い世代の人たちを中心に「調べ物をする際はSNSで完結させよう」という習慣が一般的になってきています。
SNSを活用することで、普段GoogleやYahoo!などの検索エンジンをあまり利用しないようなユーザーにもアプローチすることができるため、SNSを活用することも実は売上を伸ばすのに役立ちます。
SNSの活用には、以下のようなメリットもあります。
- コストがかからない
- インフルエンサーを活用すれば、ターゲットユーザーに直接アプローチできる
- リピーターを獲得しやすい
SNSを活用してPRを行っていけば、低いコストで多くのユーザーにECサイトを認知してもらえるようになるため、売上を伸ばすことが可能になります。
Web広告を活用する
ECサイトの売上を伸ばすためには、Web広告を活用しましょう。
Web広告を活用すれば、自社の商品やサービスを購入する見込みの高いユーザーに対して直接訴求を行えるため、Web広告とECサイトの運営は非常に相性が良いとされています。
しかし、Web広告を出稿するには広告費用が必要となるため、予算や目標をあらかじめ決めておく必要があります。
なお、Web広告には、リスティング広告やディスプレイ広告など様々な種類があります。
自社のECサイトに適した予算感の広告、また複数の種類の広告を活用することで集客率を上げることができ、売上の向上にも繋がります。
SEO対策を行って検索で上位を取る
ECサイトの売上を伸ばすためには、SEO対策を行うことも重要です。
SEO対策を行って自社サイトのページが検索で上位を獲得することができれば、長期的に集客率の向上が見込めます。
SEO対策を行う上で最も重要となってくるのは、「ユーザーの検索意図」です。
自社サイトよりも前段階で上位表示されているサイトを見てユーザーが求めている情報を把握し、自社サイトに反映させることで上位獲得が見込めます。
しかし、効果が出るまでに最低でも3ヶ月〜半年ほど掛かってしまうため、長期的に施策を実行していく必要があります。
インフルエンサーを起用して認知を拡大させる
ECサイトの売上を伸ばすためには、インフルエンサーを活用するのも効果的です。
インフルエンサーを活用すれば、インフルエンサーの抱えているフォロワーに、直接自社の商品やサービスを認知してもらうことが可能です。
インフルエンサーを起用する際には、フォロワー数だけではなく、フォロワーのユーザー属性が自社商品とマッチしているかどうかを確認することが重要です。
自社の商品とマッチしている属性のユーザーにPRすることに成功すれば、非常に大きな売上アップを期待することができます。
リピーターを増やして、LTVを高める
ECサイトの売上を伸ばすためには、リピーターを増やしてLTVを高めることが重要です。
既存顧客にリピーターになってもらうことに成功すれば、長期的かつ安定した売上アップを実現することが可能になります。
リピーターの獲得方法は以下のとおりです。
- サンクスメール
- メルマガによる配信 (LINEなども含む)
- クーポン・ポイント制度
上記をはじめとする様々な方法でリピーターを獲得し、LTV (顧客生涯価値)を高めましょう。
自社ECサイトのアクセス数やCVR、客単価を分析をする
ECサイトの売上を伸ばすためには、自社ECサイトのアクセス数やCVR、客単価を分析する必要があります。
自社サイトのアクセス数やCVR、客単価を分析することで、自社が推している商品やサービスの位置付け・自社を利用するユーザーの属性などを明確にできます。
また、自社サイトの分析をSEO対策など他の施策とともに行うことも、売上の向上に非常に効果的なため実践してみると良いです。
自社サイトについて1つ1つ丁寧に分析を行い、できる限り最大の収益を出せるようなサイトに進化させていきましょう。
企業のECサイトの成功事例
ここでは、企業のECサイトの成功事例を紹介していきます。
クロシェオンラインショップ
クロシェオンランショップは、店舗スタッフとECサイトの綿密な連携により売上を伸ばすことに成功した企業です。
クロシェオンラインショップは元々実店舗での営業が中心の企業です。
実店舗営業が中心の企業がECサイトを伸ばすには、店舗スタッフとECサイトの綿密な連携は欠かせません。
ただし、店舗スタッフは実店舗の仕事が忙しかったりSNSでのPRに苦手意識を抱えている人が多く、何のサポートもなく店舗スタッフにオンライン環境でのPRを任せただけでは上手くいきません。
そこで、オンライン接客ツールの導入や人事評価システムの改善など、働き方を新たに改革していくことで店舗スタッフがオンラインでも活躍できる環境を作ったのがクロシェオンラインショップです。
PAJAMAYA IZUMI
PAJAMAYA IZUMIは、顧客のことを最優先で考えた施策を取り入れたことにより売上を伸ばすことに成功した企業です。
「具体的な商品の情報を教えて欲しい」や「商品の情報を気軽に聴ける環境が欲しい」という顧客の要望1つ1つをコツコツ叶えてきたからこそ、売上を伸ばすことに成功しました。
自社ECサイトをリニューアルした後、売上がそこまで急激に上がることは少ないですが、そこで我慢して地道に頑張り続けることが重要なのです。
紀州 有田みかん 早和果樹園公式通販サイト
紀州 有田みかん 早和果樹園公式サイトは、隙間時間を利用しコツコツと施策を行ったことにより売上を伸ばすことに成功した企業です。
スタッフ全員が、少しでも隙間時間ができたらサイトを更新する・何かネタを見つければメルマガを打つなど集客のための工夫をコツコツ継続しています。
時間は少しかかってしまうけれども、力を入れた分だけ成功が返ってくるのがECサイトの特徴であるため、めげずにコツコツ様々な施策を試していくことが重要です。
ECサイトの売上を伸ばすための施策まとめ
この記事では「ECサイトの売上を伸ばすための方法や具体的な施策、そして実際にECサイトの売上向上に成功した企業の事例」などを解説しました。
ECサイトの売上を伸ばすための施策には、デザイン(UI/UX)の改善やSNSの活用、Web広告の活用など様々な方法があります。
自社に合った施策を実行して、ECサイトの売上を伸ばしていきましょう。