この記事を読んでいる人は、
- ネットショップで売上アップさせる方法を知りたい
- ネットショップで売上アップさせるためアプローチ方法を知りたい
- ネットショップで売上アップに成功した企業事例を知りたい
上記のように考えているかもしれません。
この記事ではそんなあなたに「ネットショップで売上アップするための方法や企業の成功事例」などをお伝えしていきます。
ネットショップの売上の公式
ネットショップで売上を上げるためには、以下の公式を押さえておく必要があります。
アクセス数(imp)×購入率(CVR)×客単価=売上
各項目を簡単に説明すると、以下のようになります。
- アクセス数(imp):ネットショップに訪れるユーザー数
- 購入率(CVR):ユーザーが実際に商品を購入する数値
- 客単価:ユーザー1人当たりが購入する商品の金額
どれか1つの数値だけが高くても、他の項目が低ければ売上アップにはつながりません。
「アクセス数(imp)」「購入率(CVR)」「客単価」をそれぞれ伸ばすことで、ネットショップの売上を効率良く上げることができます。
アクセス数(imp)を増やしてネットショップの売上をアップさせる方法
アクセス数を増やしてネットショップの売上をアップさせる方法を紹介します。
SNSを活用して認知を拡大する
アクセス数を増やすためには、SNSを活用して商品の認知を拡大することが大切です。
最近では、InstagramやTwitter、TikTokといったSNSを通じて商品を購入する人が増えています。
SNSでの集客には、自社のネットショップサイトに普段訪問しない新しい客層を獲得できるといったメリットや、少ないコストで不特定多数の方に認知させることができるといったメリットがあります。
SNSを積極的に活用することでアクセス数を増やすことができ、売上アップにつなげることが可能になります。
Web広告でターゲット属性にアプローチする
アクセス数を増やすためには、Web広告を活用するのもおすすめです。
Web広告を利用するメリットとしては、スピーディーに自社商品のターゲットとなる層にアプローチできるといった点が挙げられます。
Web広告は、チラシや看板広告と違い、広告を出稿する際にどんなユーザーに広告を表示されるのかを事前に設定することができ、購入してくれる可能性が高い人にだけ広告を表示させるといったことが可能なため、比較的すぐに効果がでるといった特徴があります。
しかし、その分費用が掛かってしまうといったデメリットもあるため、実施する際には目的や予算をあらかじめ決めておくようにしましょう。
なお、Web広告には、以下のような種類があります。
- リスティング広告
- リターゲティング広告
- Facebook広告やTikTok広告などのSNS広告
- Youtubeなどの動画広告
- etc…
それぞれ違った特徴があるため、自社の商品やサービスに合った媒体を選定する必要があります。
SEO対策をして検索結果からの流入を増やす
ネットショップのSEO対策を行って検索結果からの流入を増やすのも重要です。
SEO対策とは、GoogleやYahoo!で検索された際に、自社サイトが検索結果の上位に表示されるようにするための施策です。
例えば、集客したいユーザーのニーズに合ったコンテンツを書いたり、ネットショップをユーザーにとって使いやすく見やすいデザインにしたりすることでサイトが上位表示されやすくなります。
Web広告と異なる点として、結果が出るまでに最低でも3~6ヶ月といった期間が掛かってしまうといった点があります。
効果が出るまで時間が必要となる施策ではありますが、一度対策すれば長期的にアクセスを集めることが可能になるため、まだSEO対策をしていない場合は早めに実施するようにしましょう。
購入率(CVR)を改善してネットショップの売上をアップさせる方法
購入率を改善してネットショップの売上をアップさせる方法を紹介していきます。
カゴ落ち対策
カゴ落ち対策をすることで、お客さんが購入してくれる確率を上げることができます。
カゴ落ちとは、ネットショップにアクセスしたユーザーが、商品をカゴに追加したにも関わらず購入をせずに離脱してしまうといった現象のことを言います。
カゴ落ちの原因としては、
- 購入から支払いまでの流れが長い
- 買い物カートに商品を入れていたことを忘れてしまう
- 決済手段や配送手段が少ない
などがあります。
これらの原因を改善することで、購入率を大幅に上げることが可能になります。
商品検索サジェスト機能
商品検索サジェスト機能を活用することで、お客さんの欲しい商品を予測してレコメンドすることが可能になります。
商品検索サジェスト機能とは、ユーザーがある商品を検索した際に、関連性の高い商品を予測して自動で表示する機能です。
商品検索サジェスト機能を例えば、「ドッグフード」と検索した人に対して、「ドッグフード 子犬用」「ドッグフード 1,000円以内」といったワードに関連する商品を自動で表示させたり、「歯ブラシ」を購入した人に対して「他の人はこちらの商品も購入しています」といった感じで「歯磨き粉」を一緒に提案したりすることが可能になります。
商品検索サジェスト機能を活用すれば、お客さんが欲しい商品を全て入力する手間や自分で商品を探す手間を省くことができるため、ユーザー体験を向上させて購入率をアップさせることができます。
ライブコマース
ライブコマースを活用することで、購入者からの信頼を得ることができます。
ライブコマースとは、ライブ配信と商品紹介を組み合わせた新しい販売方法です。
リアルタイムで商品紹介を行うことで、ユーザーは商品の詳細を見ることができます。
さらに、ユーザーは気になった商品に対してその場で質問をすることも可能です。
商品の情報をユーザーに詳しく伝えることで、顧客の購入意欲を高めることが可能になります。
客単価を上げてネットショップ売上をアップさせる方法
客単価を上げてネットショップ売上をアップさせる方法を紹介します。
「期間限定」や「今だけ」をアピールする
「期間限定」や「今だけ」といったワードを使用してアピールすることが大切です。
ユーザーの購買意欲を高めるコツは、タイムセールや限定感を出すことです。
通常価格と異なる価格設定にすることで、ユーザーは商品に対してお得だと感じて普段よりも購入意欲が高まるため、一人あたりの客単価がアップします。
キャンペーンを打ち出して多くのユーザーを集客し、客単価を上げて売上アップにつなげることが可能です。
松竹梅の法則を活用する
松竹梅の法則を活用することで、一番売りたい商品を買ってもらいやすくなります。
松竹梅の法則とは、販売したい商品を3つの価格に分けた際に、多くの人は真ん中の価格の商品を購入してしまうといった法則です。
ネットショップを運営する際には、一番売りたい商品よりも高額な商品と低価格な商品をそれぞれ用意して一緒に提示することで、一番売りたい商品の売れる確率が大幅にアップします。
一定金額以上購入したら特典をつける
お客さんが一定金額以上購入した際に特典をつけることで、購入者の満足度を上げることが可能です。
多くの人は商品を購入した際に特典を付与されると満足度が上がるといったことが分かっており、一回上がりの購入額が増えたり、印象が良くなってリピート購入したりするといった傾向があります。
そのため、自社のネットショップで商品を販売する際に、「〇〇円以上買った人にだけ無料で△△プレゼント!」「〇〇もセットで購入した人は△△もセットで付いてくる!」といった特典を用意しておけば、一回あたりの購入金額をアップさせたり、リピート率を上げたりすることが可能になります。
特に、高額な商品を購入してもらいたい場合などは、特典を活用することで客単価アップにつなげやすくなります。
ネットショップで売上アップした企業の成功事例
ネットショップで売上がアップした企業の成功事例について紹介します。
ユニクロ
ユニクロは日本を代表するアパレルブランドの1つで、2017年からネットショップを活用しています。
商品検索サジェストやカゴ落ち対策を行なっており、ユーザビリティに特化したことで売上アップに成功しました。
ユーザーの誕生日にはお得なクーポンを配布するなど、ユーザーの購買意欲を落とさない工夫をとっています。
石けん百貨
石けん百貨は、石けんをメインとした生活用品を取り扱っているお店です。
石けんの使い方や選び方、商品の詳細などの専門サイトを運営しており、ユーザーの購入意欲を高めるためのSEO対策を行い売上アップに成功しました。
石けん百貨のネットショップを訪れたユーザーが「使ってみたい」「購入したい」と思わず感じてしまうような、購入率を上げるための工夫が張り巡らせれています。
北欧、暮らしの道具店
北欧、暮らしの道具店は、普段の生活を少しだけ豪華にするためのおしゃれな北欧雑貨を取り扱っているお店です。
北欧商品に関するコラムを運営したり、在庫限定といった特典の商品を販売したりして売上アップにつなげることができました。
ユーザーが北欧商品に関する興味を持って購入に至るまでの導線を上手く作っています。
ネットショップ売上アップの方法や手段のまとめ
この記事では、「ネットショップで売上アップするための方法や企業の成功事例」などを解説しました。
ネットショップではアクセス数、購入率、客単価の3つの項目が非常に重要な要素となっています。
ネットショップの売上が上がらずに悩んでいる方は、今回紹介した売上アップの方法を活用してみてはいかがでしょうか。