「SEの転職先としてどんな選択肢がるんだろう。」「それぞれの選択肢のメリット・デメリットが知りたい」
システムエンジニアとして働いてきて、次の転職先に悩んでしまう方多いと思います。
どのような選択肢があるか網羅的にまずは知ることで、比較検討することができます。
この記事を読めば、
- SEから転職できる職種6つ
- ITコンサル・フリーランス・社内SEになるメリット・デメリット
- SEの転職で抑えておくべきポイント
が分かるようになります。
これからSEとして転職活動をしていく予定の方はぜひ参考にしてみてください。
- 1 seの転職先はどんなところがある?
- 2 SEの主な転職先は6つ
- 3 同職種・同業種への転職先
- 4 同職種・異業種への転職先
- 5 異職種・同業種への転職先
- 6 SEからの転職先は「同じ職種+異業種」が多い
- 7 SEの転職先として「同職種+異業種」が多い2つの理由
- 8 SEのキャリアを使わない転職は失敗する?
- 9 明確な目標があるなら異職種・異業種でも問題ない
- 10 SEは将来的に今以上に必要とされる職種
- 11 「異業種」に転職するなら社内SEがおすすめ
- 12 社内SEのメリット・デメリット
- 13 社内SEへの転職は業界選びが重要になる
- 14 上流工程・元請のSierとは
- 15 Webエンジニアとは
- 16 フリーランスとは
- 17 ITコンサルタント・営業とは
- 18 まとめ
seの転職先はどんなところがある?
SEとしての転職先はどのようなところがあるのか気になりますよね。
まずはSEから転職するにあたって主な転職先についてご説明していきます。
SEの主な転職先は6つ
SEの主な転職先6つについて、職種、業種がそれぞれ同じか異なるかで分類してみました。
同職種・同業種への転職先
まずは同職種・同業種への転職先を紹介します。
①上流工程・元請の「Sier」
上流工程・元請けのSierとして同職種・同業種へ転職する方法が一つ。
元請けのSierは二次請けとは違い、要件定義や基本設計を担当します。
実際に手を動かしてプログラミングをする機会は減りますが、その分プロジェクト全体のスケジューリングをし、下請け企業に発注する側になります。
よく言われる「IT企業はブラック企業が多い」というのは、基本的にこの元請けの仕事を受注する下請けの会社がなりやすい傾向にあります。
しかし元請け企業であれば財務的にも余裕があり、働き方改革についても前向きに取り組んでいる企業が多くなります。
また元請け企業では、顧客と直にコミュニケーションを取り、それを要件定義に落とし込む、そして無理のないスケジュールを組むスキルが必要となってきます。
同職種・異業種への転職先
次に同職種・異業種への転職先です。
SEで同職種かつ異業種としては主にWebエンジニア、社内SE、そしてフリーランスの3つの選択肢があります。
それぞれ1つずつ紹介していきます。
②スキルが身に付き、手に職がつく「webエンジニア」
Webエンジニアは主にWebサイトやWebアプリを開発するエンジニアです。
大きく分けてフロントエンドエンジニア、バックエンドエンジニアとあります。
どちらの職種も今後も成長が予測されている市場で、転職先の職種としても有力候補になるでしょう。
また身についたスキルはその後の更なる転職時にも有利に働きます。
会社によって求められるスキルセットに幅があるのもWebエンジニアの特徴です。
SEとしてでも扱ったことがあるWeb系の言語があれば、それを積極的に経験として活用していくと転職が成功しやすいでしょう。
③自社に直属の上司がいるため成果が評価に繋がりやすい「社内se」
社内SEは同じSEですが、働き方が大きく違う職種です。
一般のSEとは違い、社内システムの保守・運用や開発を行います。
また大企業か、中小企業かによっても大きく仕事内容が変わってきます。
大企業であれば、複数人のチーム体制で、インフラ整備やシステム保守・開発を行います。
スケジュールも部署間で調整されて年間の計画が決められてる場合が多いです。
対して中小企業の場合は、「パソコン関係の何でも屋」としての対応を求められやすい。
対応業務も社内サーバーの保守・ネットワークの保守からローカル端末の設置など、多岐に渡ります。
客先常駐やクライアントありきの職場に比べて、定時で上がれホワイトな職場が多いのが特徴です。
④働く場所・時間が自由な「フリーランス」
フリーランスのSEとして働くのも1つの選択肢と考えてみるのもいいでしょう。
主に今まで培ったスキルや経験を基に独立し、自分でクライアントを獲得してサービスを提供します。
独立仕立ての頃はクライアントが獲得しにくいため、前職のつながりからクライアントを紹介してもらうことも多いようです。
ただ売上管理や経理作業も自分で行っていく必要があるため、雑務もいとわずに働きたい方が向いています。
異職種・同業種への転職先
最後に異職種・同業種への転職先についてです。
⑤高い年収傾向にある「ITコンサルタント」
ITコンサルタントはSEからの転職で人気の高い職種です。
IT系の職種の中でも最も給与が高く、年収アップには一番効果が高い職種であると言えます。
特に外資系のITコンサルにもなると年収は1千万円を超えることも。
今までの経験を生かしつつ、より高度なコミュニケーション能力が求められるのも特徴です。
⑥お客様や開発スタッフと一緒に商品を創りあげていく「IT営業」
IT営業も異職種の転職先としてあげられます。
SEで培ったITの知識を生かし、クライアントに最適なシステムを提案し仕事を受注するのが役目となります。
顧客の抱えている問題が、いかに自社のIT製品やサービスで解決できるか、導入メリットを説明し、契約を取ってくるのが仕事です。
他社製品との性能の比較、クライアントの個別のニーズを踏まえ、「業務の効率化」「コストダウン」など、お客様の要求にどうやったら最適に応えられるかを考えてベストな提案をしていきます。
⑦全くの異なる業種・職種
最後に全くの異なる業種・職種です。
キャリアを一旦再構築していく必要はありますが、挑戦してみたい異なる業種と職種があるのであれば、挑戦してみるのもいいでしょう。
ただ収入面では下がってしまうこともありますので、それ以上にやりたいことがある、明確な目的があるかしっかり考える必要があります。
SEからの転職先は「同じ職種+異業種」が多い
SEからの転職先とししては最も多いのは、「同職種かつ異業種」になります。
なぜそうなのか疑問に思いますよね。
その理由を以下で説明していきます。
SEの転職先として「同職種+異業種」が多い2つの理由
SEの転職先として同業種かつ異業種が多いのは2つの理由があります。
SEの知識・経験が生かせる
1つ目の理由としてはSEの知識・経験が生かせるためです。
異業種であっても同じ職種であれば基本的な業務内容はあまり変わらないです。
よって前職で得た知識やスキルをそのまま生かせる環境と言えます。
また会社によっては特殊なツールや規則があることもあると思いますが、それは転職後に身につければ問題ないケースが多いでしょう。
また会社によって、足りてない人材は違い、欲してるスキルも変わってきます。
自分が今後伸ばしていきたいスキルと、会社の欲している条件がうまくマッチすれば、前職の経験を生かしつつスキルアップも可能です。
給料アップの可能性が高い
2つ目の理由としては給料アップの可能性が高いためです。
業績が悪い会社で働いていた方は、業績がいい会社に移るだけで給料アップが見込めます。
また、外資系SEに転職すれば年収が100〜200万円以上上がるケースもあります。
前職でSalesforceなどの営業支援システムや、海外製CRM(顧客管理システム)を扱ってきた方であれば外資系企業への転職可能性も上がります。
外資系企業への転職を見据えて、そのような海外製品を扱っている同職種・異業種企業を狙うのもいいでしょう。
SEのキャリアを使わない転職は失敗する?
全くの異なる業種・職種での転職を考えている方は、SEとしてのキャリアを使わない転職は失敗してしまわないか不安に思いますよね。
全く異なる業種・職種であったとしても問題ないこともあります。
どういった場合か説明していきますね。
明確な目標があるなら異職種・異業種でも問題ない
明確な目標がある場合なら異職種・異業種でも問題ありません。
明確な目標があり、その後のキャリアをどう考えているのかしっかり採用担当に説明できれば異業種での再就職につながるでしょう。
採用担当者は、あなたがSEとして培ったスキルや社会人経験がどのように自社で生かせられるかを知りたいのです。
ですので、職種・業種が違えど、SEとしての経験が転職先にどう生かせられるかをしっかり説明できれば問題ありません。
SE業務を通して得た論理的思考力、問題解決力、コミュニケーション力などのスキルを、具体例を持って面接でアピールできるようにしておくとよいでしょう。
SEは将来的に今以上に必要とされる職種
今もIT業界は成長を続けており、毎年企業の人材不足感は増しています。
今後も需要が見込まれるため、当分は売り手市場になるでしょう。
「異業種」に転職するなら社内SEがおすすめ
異業種に転職するなら「社内SE」がおすすめです。なぜ社内SEがおすすめなのか解説していきます。
社内SEとは?
社内SEとは社内システムの開発や保守を担当するSEです。
一般のSEとは違い、外部の会社ではなく自分が働いている会社のシステムの面倒を見ていく職種。
社内SEの場合は年間のスケジュールが決められており、そのスケジュールに従って働いていくため比較的ホワイトな職場が多いのが特徴です。
そのためSEからの転職でも人気の職種となります。
社内SEのメリット・デメリット
社内SEのメリット・デメリットについて説明していきます。
メリット:相手企業とのやり取りがないため納期に融通が利く
1つ目のメリットとしては、社内SEの業務は自社内で完結するため、外部企業よりも納期の融通が利くところです。
社内SEのプロジェクトは年間のスケジュールの中で組まれていることもありますが、その納期は関係部署と調整すればずらすことも可能です。
また、日頃から接している自社のシステムのため、要望をまとめるのも容易で、初期の段階で完成度が高いものが作れます。
そのため検収での修正箇所も少なく、手戻りが発生しにくく納期内に収まりやすいと言えます。
対して外部企業との納期は厳守であることもあり、社内SEほど融通が効きません。
元請けの会社が無理なスケジュールで納期を押し通すこともあり、そのしわ寄せが下請け企業にも来る.
納期を守らないと元請けから仕事が発注してもらえなくなる、という事情もあり、無理な納期に対応せざるを得ない。
そのような点と比較すると、社内SEのの場合は納期の融通が効き、そのため比較的提示で上がりやすいのが特徴です。
メリット:困難な納期がなく、残業が少ない
上記の通り納期の融通が効くため、困難な納期がなく残業が少ないのがもう一つのメリットです。
困難な納期がないため、残業や長時間労働が少なくてすみます。
対外部企業ですと、納期に無理やり合わせるために、社員に長時間労働・休日出勤を強いる会社も少なくありません。
働き方がホワイトな職場が多いという点でも、社内SEが人気となる理由になっています。
デメリット:キャリアアップが難しい
キャリアアップが難しいことが逆に社内SEのデメリットとして挙げられます。
社内SEは社内のシステムのみ担当するため、開発環境・開発言語が限定されており携われる技術の幅が限定されてしまいます。
また、開発業務は外注し、管理業務のみやる場合もあり、技術面での向上がしにくいと言えます。
技術面での向上しづらいため、キャリアアップをするには難しい職種と言えるでしょう。
デメリット:同僚が少ない
また2つ目のデメリットとしては、同僚が少ないことが挙げられます。
社内SEが所属する情報システム部門は、経営的視点から見ると利益を上げず、コストがかかる部門と言えます。
システム化によってかかるコストは削減できても、売上を上げるのは難しいです。
そのため、経営層はコスト削減のためできる限り人を削減しようとします。
よって、情報システム部門の人員は必要最低限になることが多く、同僚がとても少ない職場になりがちです。
社内SEへの転職は業界選びが重要になる
社内SEへの転職は業界選びが重要になってきます。
なぜ業界選びが重要か一つずつ説明していきます。
業界によって社内SEの待遇や将来性が違う
社内SEの場合は業界によってかなり待遇や将来性が変わってきます。
斜陽の業界ですとやはり待遇は悪くなってきますし、これから成長が見込まれる業界であると待遇はよくなります。
また大企業か中小企業かによっても待遇は変わります。
大企業の方が大企業の給料水準で評価されるため、よい待遇である傾向があります。
年収アップを目指すなら、金融seがおすすめ(銀行・証券・保険会社など)
年収アップを目指すなら金融SEがおすすめです。
まずは年収が他の業界よりも高め。社内SEであっても年収500〜600万円もらえるところもあります。
他業界の社内SEの年収と比べても高い年収です。金融業はもともとお金を扱う業界ですし、資金力があるというのが背景にあるからでしょう。
また一言で「金融」と言っても、行う業務は幅広く金融のどの分野に行くかによっても変わってきます。
特に金融は「お金=数字の情報処理」がビジネスですので、ITと経営が直結しています。
開発の上流工程を担当することになれば、事業戦略も踏まえてシステムのグラウンドデザインをする、非常にエキサイティングな職種です。
そのようなシステム開発はやりがいはありつつも、残業が多くなる傾向があります。
対してヘルプデスクやインフラ保守であれば残業も少ない傾向があります。
開発側で事業の中枢にか関わりたいか、サポート側として関わりたいか含めて検討してみるといいでしょう。
上流工程・元請のSierとは
上流工程・元請けのSier(エスアイアー)とはクライアントから直接仕事を受注し、クライアントとやり取りをする立場のことです。
多くはそこで汲み取った要望を要件定義にまとめ、下請けの会社に開発を発注します。
Sierと呼ばれる所以は、システムインテグレーター(System Integrator)と呼ばれる職種名から来ています。(エスアイアーと呼ぶのは和製英語になります)
元々はアメリカ発の職種でしたが、日本独自の発展を遂げ現在にいたります。
大手企業のSierではよりコンサルティング寄りになるのに対し、中小ではその大手の下請けになる傾向があります。
そのため上流工程・元請けのSierは大手企業が中心となります。
上流工程・元請のSierのメリット・デメリット
上流工程・元請けのSierのメリットとしては、給料がいいこと。
またクライアントと直接やり取りできるためにお客様との折衝能力が磨かれることです。
時には経営戦略まで踏み込んで提案をすることもあり、ITコンサルタントに近い仕事をすることもあります。非常にやりがいがある職種です。
対してデメリットとしては、SEの知識・スキルが必ずしも上流工程で生かされるわけではないこと。
元請けの上流工程では主に開発業務を行うことはなく、それよりも下請けが仕上げてくる成果物の確認や、スケジュール調整になります。
開発が好きな方にとっては、全く開発ができない環境は逆にストレスフルになるかもしれません。
また管理業務に慣れていない、向いてない方いとっても給料がいいという面だけで判断を過ってしまう危険性もあります。
元請けの仕事が本当に自分がやりたい仕事なのか、自分自身で考えてみることをおすすめします。
Webエンジニアとは
Webエンジニアとは、Webサイト上で動くアプリケーションの開発、Webサイトの設計・構築・運営・保守・管理を行うエンジニアのことです。
SEとは違い使う言語も変わってきます。
フロントエンドエンジニアは主にHTML、CSSといったマークアップ言語から、
JavaScript、JQuery、ReactJSなどJavaScriptの各ライブラリ・フレームワークが扱えるスキルが求められます。
バックエンドエンジニアは主にデータベースと、データベースの情報をフロント側に伝えるための言語を扱える必要があります。
有名どころとしては、MySQL、PHP、Ruby、Perlといった言語やデータベースが扱えるスキルが求められます。
またサーバーで使われる、LinuxOSや、AWS、Azureといったクラウドサーバー、Apache、NginxなどのWebサーバーも扱うWebエンジニアでもインフラ寄りを専門とすることもあります。
webエンジニアメリット・デメリット
Webエンジニアのメリット、デメリットについて紹介していきます。
Webエンジニアのメリット
Webエンジニアのメリットとしては、SIerとは違い新しい技術に触れやすい点です。
SIer業界だと元々使っていた技術をそのまま踏襲しなければならない、また開発手法もウォーターフォールと呼ばれる古い開発手法でなければならない、などしきたりがあることが多いです。
対してWeb系職種は新しい技術を積極的に取り入れる風土があります。そのため、新しい技術をどんどん身につけていきやすい職種と言えます。
また業界的にもスタートアップ企業など、これから自社サービスを創っていこうとする企業も多く、事業を一緒になって作っていく楽しさも味わえます。
またWebエンジニアの特徴として、リモートワークがしやすい仕事のため、場所問わず働きやすいといったメリットもあります。
Webエンジニアのデメリット
Webエンジニアのデメリットとしては、技術の移り変わりが早く、SE以上に常に技術のアップデートが求められる点でしょう。
一昔前まではFlash全盛の時代がありましたが、iPhoneがFlash非対応にしたことにより、Flashは一気に下火になりました。
このようにかなりメインで使われていた技術であっても流行り廃りで需要が急激になくなることもあります。
そのため常に技術の勉強をしていく姿勢が求められます。
それに伴い、技術力を上げる勉強をしていく意欲がないと、給料も上がっていきません。
技術に興味を持ち常に技術力の向上を意識していかないと、すぐに取り残されてしまうのがデメリットと言えます。
フリーランスとは
次にフリーランスとして独立することも一つの選択肢として考えてみてもいいでしょう。
フリーランスは個人事業主として会社からは独立し、主に業務委託で案件を受注し納品することになります。
SEとしてある程度のスキルと経験があれば、クライアントを獲得して案件を請け負うことができるでしょう。
フリーランスのメリット・デメリット
フリーランスのメリット、デメリットについて解説していきます。
フリーランスのメリット
フリーランスのメリットの一つとしては、自分で稼ぎたい額、働く日数を自分で決められることです。
そのため会社務めでは実現できない自分に合ったライフスタイルも、フリーランスであれば実現しやすいです。
また請け負う案件自体も、自分が興味あるものを中心に案件を受注するなど、コントロールすることができます。
会社員だと任された仕事をこなすのみだったのが、自分自らやりたい仕事を取捨選択できるというのがメリットになるでしょう。
フリーランスのデメリット
対してフリーランスのデメリットとしてまず挙げられるのが、収入の不安定性です。
毎月固定で仕事が入ってくるとは限らず、常に仕事が流動的なため毎月決まった金額が入ってくるとは限りません。
また会社員の時のように福利厚生もないため、病気や怪我になった時にも仕事をせざるを得ないこともあります。
雑務関係も売上管理や経費、確定申告、事務作業含めた雑事も自分で行う必要がありする
会社員でないと関われない大規模な案件が、フリーランスだと信頼性が低く関われないといったデメリットもあります。
フリーランスはライフスタイルや適正によって合う・合わないがあるため、よく検討するようにした方がいいでしょう。
ITコンサルタント・営業とは
ITコンサルタント・営業は、顧客の経営上の課題を、システムを構築することで解決していくのが仕事となります。
またIT営業もITの知識を生かして、顧客に対して適切なシステムが何かを把握し、自社システムがマッチすればその営業をかけるのが仕事となります。
ITコンサルタント・営業のメリット・デメリット
次にITコンサルタント・営業のメリット・デメリットについて解説していきます。
ITコンサルタント・営業のメリット
ITコンサルタント・営業のメリットとしては、より顧客の経営課題に対して提案をできるところです。
SEであれば顧客が求めるシステムを開発して納品すれば終わりですが、ITコンサルタントの場合は、もう一個踏み込んで、そもそもどのようなシステムであれば顧客の利益に貢献できるか考えます。
そのためよりシステムの経営へのプラスの成果が求められますし、システムのみならず、経営全般に対する知識も必要になっていきます。
経営の面まで踏み込んでシステム導入をしていきたい方にとってはより適した職種と言えます。
また報酬の面でもIT業界の中では最も高く、20〜30代でも年収600万円近くもらえる人もいるようです。
経営にできる限り近いところでITに携わりたいという方にとってはうってつけの職種と言えます。
ITコンサルタント・営業のデメリット
逆にITコンサルタント・営業のデメリットとしては、システム開発の仕事から遠ざかることでしょう。
経営面に対してもアプローチをする必要があるため、その分システム開発における部分は外部に委託することになります。
前述の元受けのSIerとの違いは、SIerはシステムを構築すること企業が抱える問題を解決するのに対し、ITコンサルタントは企業が抱える経営課題に対してITを武器に解決策を提案することです。
SIerの場合は企業の「経営」にまではそこまで踏み込むことはなく、「システム面における課題を解決」することに主眼が置かれます。
ITコンサルタントの場合は企業の「経営の課題」を解決することに主眼が置かれます。
この違いによって、ITコンサルタントの方が企業経営についても勉強が必要です。その分システム開発自体からは遠のくため、開発をがっつりやりたいという方にはあまりおすすめできません。
まとめ
以上、SEから転職できる職種を紹介してきましたが、自分に合った職種がどれか自分自身で判断が付けられない方もいると思います。
また職種が決まっても、どのような企業がその職種で募集しているか幅広く見ていく必要があります。
どちらも自分ひとりで行うよりも、転職エージェントの力を借りた方がスムーズに転職活動が行えます。
以下でおすすめの転職エージェントを紹介しているので参考にしてみてください。