この記事を読んでいるあなたは、
- 仕事のやる気がでないときの理由や原因を知りたい
- 仕事のやる気がでないときにすべき対処法を知りたい
- 仕事のやる気がでない部下にすべきことを知りたい
上記のように考えているかもしれません。
この記事では「仕事のやる気がでない時の理由や根本的な原因、対処法」などについてお伝えしていきます。
仕事のやる気がでない人は多い
仕事のやる気がでない人は多いです。
仕事にやり甲斐を感じモチベーション高く取り組めるならいいのですが、誰もがそういう状態とは限りません。
場合によってはやる気が起きずに、仕事や生活に影響が及んでいる人もいるでしょう。
仕事のやる気がでない人の状態
仕事のやる気が出ない状態には以下のようなものがあります。
- 身体的に疲労している
- 精神的に疲労している
- 仕事自体に興味が湧かず、モチベーションが保てない
- 仕事のスキルやレベルが合っていない
- 成果に対して報酬が低い
- 成果に対して評価が低い
- 職場の人間関係が悪い
- 職場が遠い、騒音がする、など職場環境が悪い
- プライベートで悩みがある
- 業界が先細りで先が見えている
などです。
自分がどれに当てはまるか原因を特定し、早めに対策しましょう。
仕事のやる気がでる環境・条件
仕事のやる気が出る環境・条件には以下のようなものがあります。
- しっかり休息する
- 生活リズムを整える
- 仕事モードとプライベートモードでメリハリをつける
- プライベートを充実させる
- 小さい目標を設定して達成する度に自分へのご褒美を用意するなど、ゲーム感覚で取り組む
- 自分の中での評価基準を作り、自信を持つ
- 異動や転職をして職場環境を変える
- 業務を他の人へも振ってもらう
- 服装や髪形を変えてモチベーションを上げる
- 第三者に相談する
などです。
仕事や生活に影響が出ていて困っている場合、是非実践してください。
仕事のやる気がでない理由
仕事のやる気がでない理由には以下のようなものがあります。
- 心身が疲れている
- 評価に納得できない
- 人間関係に問題がある
- 職場の環境が悪い
- プライベートに問題がある
- 仕事がマンネリ化している
- 成果への焦りがある
- 仕事でのミス・失敗が続いている
- 副業が気になっている
などです。
ここでは、仕事のやる気がでない理由について解説していきます。
心身が疲れている
仕事のやる気がでない理由として、心身が疲れていることがあります。
長時間労働や膨大な仕事量などで精神的にも身体的にも消耗している場合、心身を回復させる必要があります。
何をするにしても健康が基盤となるため、まずはゆっくり休養して、すり減った心身の状態を整えることが大切です。
メンタル面の不調が長引く時は鬱状態の可能性もあるため、早めに病院を受診してください。
評価に納得できない
仕事のやる気がでない理由として、評価に納得できないことがあります。
一生懸命取り組んでいて成果も上がっているのに、上司や周囲に正当に評価されていなければモチベーションも下がってしまいます。
周囲へもっと自分から発信したり、上司に直談判したりするのも対応策の一つです。
それでも改善されなければ部署異動や転職を視野に入れましょう。
人間関係に問題がある
仕事のやる気がでない理由として、人間関係に問題があることがあります。
職場に合わない人がいる、馴染めない、孤立している、意地悪される、などの人間関係に気を取られて仕事に手が回らなくなっている状態です。
人間関係に悩まされる人は多く「給与の大半は業務そのものではなく人間関係の煩しさに対して支払われている」と捉える人もいるくらいです。
職場の環境が悪い
仕事のやる気がでない理由として、職場の環境が悪いことがあります。
例としては
- 職場まで遠くて往復に時間がかかる
- 騒音が酷い
- 悪臭がする
- 暑い(寒い)
- 虫が多い
- 直射日光が当たる
などです。
窓の開閉や耳栓、防臭スプレー、防暑防寒、防虫スプレーといった色々な工夫をして凌いでください。
場合によっては職場を変えるといった根本的な対策が必要となります。
プライベートに問題がある
仕事のやる気がでない理由として、プライベートに問題があることがあります。
プライベートで大きな悩みを抱えているとキャパシティオーバーで余裕がなくなり、仕事の優先順位が下がってしまいます。
公私のメリハリをつけON-OFFのスイッチを上手に切り替えて、業務時間は仕事に専念するようにしましょう。
仕事がマンネリ化している
仕事のやる気がでない理由として、仕事がマンネリ化していることがあります。
いつも同じことの繰り返しで新しい発見や学びが無いと、仕事に飽きてしまいます。
マンネリを打破するために、どのくらい効率化できるか、何分で達成できるか、などゲーム要素を取り入れてルーチンワークに新鮮さを加える工夫をしてみましょう。
成果への焦りがある
仕事のやる気がでない理由として、成果を焦っていることがあります。
早く大きな成功を掴みたい、皆に認めてもらいたい、と焦ってしまうと却って判断を誤り遠回りになってしまうことがあります。
「今はスキルアップや経験を積む時期である」と、逸る気持ちを押さえて心を落ち着かせましょう。
地道に着々とステップアップして行けば、いずれ実力に見合う成果を得られます。
仕事でのミス・失敗が続いている
仕事のやる気がでない理由として、仕事でのミス・失敗が続いていることがあります。
順調に進まないと投げやりになったり、再び失敗することを恐れたりして仕事へ着手することから遠ざかってしまいます。
まずは単なる注意不足なのか、そもそも業務内容が自分のスキルやレベルに合わないのか、ミスや失敗の原因を探って繰り返さないようにしましょう。
副業が気になっている
仕事のやる気がでない理由として、副業が気になっていることがあります。
副業の方に興味・関心が向いて、本業の方は疎かになってしまうためです。
副業に将来性があり金銭面も保証されるのならそちらの分野へ行くのも良いでしょう。
しかしそうでないなら、生活の手段と割り切って本業にもしっかりと取り組みましょう。
仕事のやる気がでない根本的な原因
仕事のやる気がでない根本的な原因は以下の通りです。
- 健康状態が悪い
- 仕事が好きではない
- 報酬が少ない
- 行動を起こせていない
ここでは、仕事のやる気がでない根本的な原因を解説していきます。
健康状態が悪い
仕事のやる気がでない根本的な原因として、健康状態が悪いことがあります。
怠い、具合が悪い、という状態が長く続いたら病院での受診をおすすめします。
体は資本であり、何をするにも健康な心身があってこそです。
処置が遅いと症状が悪化したり二次障害を引き起こしたりすることもあるため注意が必要です。
仕事が好きではない
仕事のやる気がでない根本的な原因として、仕事が好きではないことがあります。
仕事への「好き」「面白い」という気持ちは何よりの原動力となります。
しかしそういった気持ちが無ければ、逆に仕事が退屈でつまらなく感じるでしょう。
情熱を注げる仕事を得られればよいのですが、叶わない場合は生活の手段として割り切りましょう。
報酬が少ない
仕事のやる気がでない根本的な原因として、報酬が少ないことがあります。
最初は真面目に頑張っていても、労力に見合った報酬でなければ段々と気持ちが冷めていきます。
報酬が少ないと思ったら、自己PR力や営業力を磨いて交渉することも一つの手段です。
自分の付加価値を高め、正当な報酬を得られるようにしましょう。
行動を起こせていない
仕事のやる気がでない根本的な原因として、行動を起こせていないことがあります。
石橋を叩いて渡る慎重なタイプは、物事を始める前に四の五の余計なことを考えてしまいます。
しかしフットワーク軽く取り組めば、気持ちは後からついてくるものです。
「案ずるより産むが易し」というように無駄に色々考えこまず、まずは行動を起こしてみましょう。
仕事のやる気がでないときにすべき対処法
ここでは、仕事のやる気がでない時にすべき対処法について解説していきます。
無理せずに仕事を休む
仕事のやる気がでない時は、無理せずに仕事を休みましょう。
仕事から離れてゆっくり休養し、心身共に疲労を回復させてください。
温かいお風呂に浸かったり、たっぷり眠ったり、音楽を聴いたりという寛ぐ時間がリフレッシュにつながります。
そして心機一転、新たな気持ちで仕事に臨みましょう。
規則正しい生活をする
仕事のやる気がでない時は、規則正しい生活をしましょう。
本来、昼には心身を活発にする交感神経が、夜には心身を休ませる副交感神経が働きます。
しかし生活リズムが狂うと自律神経が乱れて心身に不調をきたしてしまいます。
気持ちを引き締めて、メリハリのある生活を心掛けるようにしてください。
仕事とプライベートを分ける
仕事のやる気がでない時は、仕事とプライベートを分けましょう。
仕事モードとプライベートモードを使い分け、公私の区別をきっちりとつけてください。
線引きが曖昧であるといつまでもリフレッシュできません。
連絡は業務時間以内のみ受付け、プライベート時間は仕事について極力考えないようにしましょう。
小さいことから挑戦してみる
仕事のやる気がでない時は、小さいことから挑戦してみましょう。
「塵も積もれば山となる」というように、小さな目標でもコツコツと地道に達成して積み上げていけば、いずれ大きな成長をしているはずです。
最初から手の届かないゴールを目指すのではなく、まずは気軽に始められる目標に取り組んでみてください。
評価・給料の見直しを検討してもらう
仕事のやる気がでない時は、評価・給料の見直しを検討してもらいましょう。
自己PR力を磨き、自分からどんどん周囲へ発信することも大事です。
不満を抱えて待っているだけでなく、主体的に交渉することで周りからの見る目も変わってきます。
その結果、承認欲求がしっかりと満たされれば仕事への意欲が湧いてくるでしょう。
仕事の環境を変える
仕事のやる気がでない時は、仕事の環境を変えましょう。
上司に相談したり自分で工夫したりと、手を尽くしても待遇が改善されなかった場合は、最終手段として異動や転職を考えてください。
人間関係や労働条件がまっさらにリセットされれば、新鮮な気持ちで仕事に取り組むことができます。
ただし、見切り発車で転職することは避け、十分計画を練ってから実行しましょう。
見た目に変化をつける
仕事のやる気がでない時は、見た目に変化をつけましょう。
服装や髪型、身に着けるものを変えると気分が一新されることがあります。
新しいお気に入りのアイテムを一つ持つだけでも晴れやかでウキウキした気持ちになり、今日は頑張ってみようと志気が上がるかもしれません。
運動をする
仕事のやる気がでない時は、運動をしてみましょう。
運動することで以下のようなホルモンや神経伝達物質が分泌されます。
- 成長ホルモン(ホルモンの一種、若さを保つ)
- テストステロン(男性ホルモンの一種、自信や闘争心に関係)
- セロトニン(神経伝達物質の一種、精神安定の効果)
- ドーパミン(神経伝達物質の一種、快楽や向上心に関係)
- ノルアドレナリン(神経伝達物質の一種、恐怖や怒り、気力に関係)
- エンドルフィン(神経伝達物質の一種、多幸感に関係)
などです。
運動することで気分のリフレッシュになるため、自分の好きなスポーツや運動に取り組んでみましょう。
五感を刺激する
仕事のやる気がでない時は、五感を刺激しましょう。
視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の五感が鈍ると脳が疲れてしまいます。
五感を刺激して脳の疲れを取ることが、やる気アップにもつながります。
非日常を味わい興奮状態に陥ることでやる気スイッチが入ることもあります。
ポジティブな言葉遣いを心掛ける
仕事のやる気がでない時は、ポジティブな言葉遣いを心掛けましょう。
ポジティブな言葉を発しているときは思考もポジティブになっているはずです。
思考が変われば行動も変わり、行動が変われば自分を取り巻く世界も変わります。
発した言葉の内容が実現されるという「言霊」の概念があるように、自己暗示で徐々に気持ちを前向きにしていきましょう。
自分が元気になれる人に会う
仕事のやる気がでない時は、自分が元気になれる人に会いましょう。
以下のような人を思い浮かべたら会ってみましょう。
- 否定や決めつけをしないで受け入れてくれる
- 共感力があって尊重してくれる
- 安心感があって癒される
などです。
英気が養われ、活力が湧いてくるかもしれません。
しかし、テンションが高くノリのいい人はその場では楽しいのですが、後から疲れてしまう可能性があるため、注意が必要です。
将来について考える
仕事のやる気がでない時は、将来について考えましょう。
このままずっと今の状態が続いてもいいのか、長期的な未来のビジョンを見据えて本気で自分と向き合ってください。
3年後、5年後、10年後、20年後になりたい自分になっているかを想像して、漠然とした不安を感じたら行動に移すチャンスです。
仕事のやる気がでない部下にすべきこと
ここでは、仕事のやる気がでない部下にすべきことを解説していきます。
仕事やプライベートの相談に乗る
仕事のやる気がでない部下には、仕事やプライベートの相談に乗ってあげましょう。
そのためには普段から部下とコミュニケーションを取り、信頼関係を築いておく必要があります。
相談に乗る際には、否定せず共感することを意識し、相手に誠実に向き合って傾聴することが大切です。
仕事の業務量を調節する
仕事のやる気がでない部下には、仕事の業務量を調節してあげましょう。
「報・連・相」をまめに行って部下の仕事状況を把握し、一人で抱え込んでいないか目を配ってください。
もし、業務量が多い場合は他の人にも業務を振って分担しましょう。
全体的に人手が足りない場合は、応援や助っ人の人数を確保することが必要となります。
正当な評価をする
仕事のやる気がでない部下には、正当な評価をしてあげましょう。
人のマイナス面にばかり着目する減点法ではなく、プラス面を認める加点法で評価するように心掛けてください。
また他の誰かと比べるのではなく、その人が過去からどのくらい成長したかに焦点を当てて評価するのもよいでしょう。
部下の適性を見極め、力を発揮できるよう適材適所に采配を振るのも上司の役目です。
仕事へのフォローを忘れない
仕事のやる気がでない部下には、仕事へのフォローを忘れないであげましょう。
ただ押し付けるだけではなく、その仕事の必要性を伝え適宜アドバイスをしながら成長を促すことで、部下の志気も上がります。
仕事を丸投げして放置したままでは、上司としての責任を果たしているとは言えません。
さらに、仕事を遂げた後「お疲れさま」「速くて助かったよ」「あのアイディア成功したね」と一言かけるだけでも部下の心象は違ってきます。
やる気がでないことを理由にして転職する際の注意点
やる気がでないことを理由にして転職する際の注意点について解説していきます。
計画なしで転職をしない
やる気がでないことを理由にして転職する際は、計画なしで転職しないようにしましょう。
以下のような計画を具体的に決める必要があります。
- 希望年収
- 挑戦したい業界
- 転職活動の期間
- 10年後どうなっていたいか
などです。
最初に長期的なライフプランのゴールを決めて逆算して考えるのもよいでしょう。
やる気がでない理由を明確にしてから転職する
やる気がでないことを理由にして転職する際は、理由を明確にしてから転職するようにしましょう。
現状から逃げたいがために、勢いにまかせて転職活動するのはおすすめしません。
何故今の状態が不満であるのかをはっきりさせておかないと、また同じ事の繰り返しになるだけです。
仕事のやる気がでないまとめ
この記事では「仕事のやる気がでない時の理由や根本的な原因、対処法」などについてお伝えしました。
まずは、仕事のやる気がでない原因をはっきりさせて適した対処法を考えましょう。
また、心身を健康に保ち、交渉したり工夫を取り入れたりすることでモチベーション保ちましょう。
仕事のやる気が出ないと思っているけれど状況改善に中々踏み切れない人は、是非この記事で紹介した対処法や転職の際の注意点などを参考にしてください。