この記事を読んでいるあなたは、
- 公務員に強いおすすめの転職エージェントを知りたい
- 公務員におすすめの転職エージェントの選び方を知りたい
- 公務員の転職難易度やメリット・デメリットを知りたい
上記のように考えているかもしれません。
この記事では、そんなあなたに「公務員におすすめの転職エージェント10選や選び方、難易度、メリット・デメリット」を解説していきます。
公務員におすすめのエージェント一覧表
公務員におすすめのエージェント一覧表は、以下のとおりです。
エージェント名 | 特徴 | 公式サイト |
---|---|---|
| doda公式サイト | |
| ビズリーチ公式サイト | |
| パソナキャリア公式サイト | |
| リクナビNEXT公式サイト | |
| マイナビエージェント公式サイト | |
| リクルートエージェント公式サイト |
公務員におすすめのエージェント10選
公務員におすすめのサービスやエージェントを解説していきます。
doda
出典:https://doda.jp/
dodaとは、パーソルキャリア株式会社が運営をする総合型の転職エージェントです。
非公開求人を含む求人案件保有数は21万件以上と業界最大級を誇るdodaには、公務員の仕事も豊富にあります。
dodaはエージェントサービスのほかに、企業から直接オファーが届くスカウトサービス、転職の可能性を広げられるパートナーエージェントサービスの利用ができます。
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dodaの特徴
dodaの特徴は、以下のとおりです。
- 新着求人数が多い
- 転職サイトとして利用できる
- 診断・書類作成ツールが豊富
業界最大級の求人案件数を誇るdodaは毎週月曜日と木曜日に新着求人を出しており、一度に2万件近い求人情報を掲載しています。
また、転職サイトのように自分で希望条件を入力・選択して求人に応募することもできるため、自分のペースで転職活動を進めることも可能です。
さらにdoda公式内には診断・書類作成ツールが豊富にあり、転職できる可能性や適正年収診断、職務経歴書を作成してくれるレジュメビルダー等があり、エージェントサービスに頼らずに転職活動を進めることもできます。
dodaの概要
dodaの概要は、以下の表のとおりです。
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
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料金 | 無料 |
対応可能なエリア | 全国・海外 |
求人数 | 約213,714件(非公開求人を含む) |
公式サイト | doda公式サイトはこちら |
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ビズリーチ
出典:https://www.bizreach.jp/
ビズリーチとは、株式会社ビズリーチが運営をする総合型の転職エージェントです。
ハイクラスの転職に特化しており、年収1,000万円以上の求人は全体の3分の1以上にも及びます。
ビズリーチは無料登録するだけで様々なサービスを利用することができますが、有料プランにグレードアップするとさらに転職活動の幅を広げることが可能です。
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ビズリーチの特徴
ビズリーチの特徴は、以下のとおりです。
- 一流のヘッドハンターが多数在籍
- 厳選された企業から求人を紹介
- ハイクオリティーな求人が豊富
ビズリーチに在籍しているヘッドハンターは厳正な審査をクリアしており、およそ5,500人もの転職のプロフェッショナルが在籍しています。
さらに、ビズリーチが独自に厳選した企業約2.1万社の中から求職者の希望にマッチした求人を紹介するため、安心して応募することが可能です。
また、ビズリーチにはハイクオリティーな求人が豊富にあり、他社に出回っていない求人案件も多数保有しています。
ビズリーチの概要
ビズリーチの概要は、以下の表のとおりです。
運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
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料金 | 無料 |
対応可能なエリア | 全国・海外 |
求人数 | 約84,577件 |
公式サイト | ビズリーチ公式サイトはこちら |
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パソナキャリア
出典:https://www.pasonacareer.jp/
パソナキャリアとは、株式会社パソナが運営をする総合型の転職エージェントです。
2022年に行われたオリコン顧客満足度調査の転職エージェントにおいて、第1位を獲得した実績があります。
パソナキャリアは、エージェントサービスの他に希望条件や経歴を元にオファーするスカウトサービスを利用することができます。
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パソナキャリアの特徴
パソナキャリアの特徴は、以下のとおりです。
- 非公開求人を多数保有
- 豊富な転職ノウハウ
- 年収アップ率が高い
パソナキャリアと取引をしている企業数は2.8万社以上あり、それに伴い保有している非公開求人案件は全体の70%にも及びます。
また、これまでに46万人以上もの転職サポートを行ってきたため、豊富な転職ノウハウを持っている強みがあります。
さらに、パソナキャリアは年収アップ率が非常に高く、パソナキャリアを通して転職成功した方の67.1%が年収アップに成功しています。
パソナキャリアの概要
パソナキャリアの概要は、以下の表のとおりです。
運営会社 | 株式会社パソナ |
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料金 | 無料 |
対応可能なエリア | 全国・海外 |
求人数 | 約38,029件 |
公式サイト | パソナキャリア公式サイトはこちら |
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リクナビNEXT
出典:https://next.rikunabi.com/
リクナビNEXTとは、株式会社リクルートが運営をする総合型の転職エージェントです。
運営元の株式会社リクルートは、リクナビNEXT以外にも様々な人材紹介サービスを行っており、安心して利用できると定評があります。
また、リクナビNEXTの公式サイト内には転職にまつわるコンテンツが掲載されているため、転職活動のヒントを得ることが可能です。
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リクナビNEXTの特徴
リクナビNEXTの特徴は、以下のとおりです。
- 独自の高精度AIによる分析がある
- 「気になる」機能でスムーズに採用
- 企業から直接オファーが届く
リクナビNEXTには、求職者を分析する独自の高精度AIシステムが搭載されており、膨大な数の求人の中から求職者にマッチした求人を抽出してくれます。
また、興味のある求人を「気になる」に登録すると、企業から直接オファーがくる可能性があり、採用までスムーズに進められるケースがあります。
さらに、求職者の希望条件や経歴が企業ニーズとマッチすると企業側からオファーが届いたり、Web上に出回っていない非公開求人を提案してくれたりするケースもあります。
リクナビNEXTの概要
リクナビNEXTの概要は、以下の表のとおりです。
運営会社 | 株式会社リクルート |
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料金 | 無料 |
対応可能なエリア | 全国・海外 |
求人数 | 約63,459件 |
公式サイト | リクナビNEXT公式サイトはこちら |
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マイナビエージェント
出典:https://mynavi-agent.jp/
マイナビエージェントとは、株式会社マイナビが運営をする総合型の転職エージェントです。
GMOリサーチ株式会社が2021年に行った調査において、20代の転職エージェント満足度第1位の実績があります。
マイナビエージェントのキャリアアドバイザーは各業界に特化し、且つ専任性なため、公務員への転職でも手厚いサポートを受けることができます。
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マイナビエージェントの特徴
マイナビエージェントの特徴は、以下のとおりです。
- 状況別のサポートがある
- 企業担当アドバイザーが在籍
- 転職にまつわるコンテンツが豊富
マイナビエージェントでは、転職活動初めての方と2回目以降の方、20代で転職をする方、30代で転職をする方等、状況に合わせたサポートがまとめられています。
さらに、キャリアアドバイザー以外にも企業担当アドバイザーが在籍しており、求人には載っていない濃密な企業情報を提示してくれます。
また、マイナビエージェントの公式サイトには転職にまつわるコンテンツが豊富にあるため、不安や悩みをいつでも解消することが可能です。
マイナビエージェントの概要
マイナビエージェントの概要は、以下の表のとおりです。
運営会社 | 株式会社マイナビ |
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料金 | 無料 |
対応可能なエリア | 全国・海外 |
求人数 | 約55,590件(非公開求人含む) |
公式サイト | マイナビエージェント公式サイトはこちら |
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リクルートエージェント
出典:https://www.r-agent.com/
リクルートエージェントとは、株式会社リクルートが運営をする総合型の転職エージェントです。
2021年に厚生労働省が行った人材サービス総合サイトの調査において、リクルートエージェントの転職支援実績第1位であることが明らかとなっています。
リクルートエージェントは、各業界に特化したキャリアアドバイザーがリクルート独自のノウハウを活かしたサポートをしてくれるため、利用者からの評価が非常に高いです。
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リクルートエージェントの特徴
リクルートエージェントの特徴は、以下のとおりです。
- 業界最大級の非公開求人数
- 求職者に合わせた面談の日程調整
- 充実の転職サポート
リクルートエージェントが保有している求人案件数は業界最大級を誇り、公開求人数31万件以上に対し、非公開求人数は28万件以上にも及びます。
また、求職者の都合に合わせて面談日を調整してくれるため、仕事終わりの平日夜や土日にも面談することが可能です。
さらに、リクルートエージェントでは手厚いサポートを受けられると定評があり、一般的なエージェントサービスに加えて独自に分析した企業情報の提供も行ってくれます。
リクルートエージェントの概要
リクルートエージェントの概要は、以下の表のとおりです。
運営会社 | 株式会社リクルート |
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料金 | 無料 |
対応可能なエリア | 全国・海外 |
求人数 | 約598,472件(非公開求人含む) |
公式サイト | リクルートエージェント公式サイトはこちら |
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公務in
出典:https://koumu-in.jp/
公務inとは、株式会社pekoが運営をする特化型の転職サイトです。
国全体に関わる業務を行う国家公務員、都道府県庁や市町村で働く地方公務員、みなし公務員とも呼ばれる一般的な企業や団体で働く準公務員の求人情報や試験情報を掲載しています。
公務inには転職をサポートするエージェントサービスがなく、自分で求人を探して応募する転職サイトとして利用します。
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公務inの特徴
公務inの特徴は、以下のとおりです。
- 様々な条件から求人を探せる
- 資格職、職種を調べられる
- 公務員にまつわるコラムがある
公務inでは、新卒・中途等の経歴や転職したい公務員の種類、初級〜上級までの試験の程度といった様々な条件から求人案件を探すことが可能です。
また、公式サイト内から資格職や職種を調べることもでき、自分がどんな業務に携わりたいのかを明確化することができます。
さらに、「お役立ち情報」という公務員にまつわるコラムも無料で閲覧できるため、自分が知りたい情報を知識として取り入れることもできます。
公務inの概要
公務inの概要は、以下の表のとおりです。
運営会社 | 株式会社peko |
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料金 | 無料 |
対応可能なエリア | 全国 |
求人数 | 約878件 |
公式サイト | 公務in公式サイトはこちら |
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ニフティ
出典:https://tenshoku.nifty.com/
ニフティとは、ニフティライフスタイル株式会社が運営をする総合型の転職サイトです。
保有している求人案件数は37万件以上と業界トップクラスを誇り、公務員にまつわる求人募集も豊富にあります。
ニフティにはエージェントサービスがありませんが、大手転職求人サイトの中から求職者にマッチする求人を抽出することが可能です。
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ニフティの特徴
ニフティの特徴は、以下のとおりです。
- 求人検索エンジンとして利用できる
- 細かい条件で求人検索が可能
- アプリ併用でスムーズな転職活動
ニフティは求人検索エンジンとして利用することができ、エン転職や女の転職type、はたらいくといった大手転職求人サイトに掲載されている求人案件を抽出します。
また、勤務地や職種で最適な求人案件が探せるほか、キーワードで求人情報を絞り込むこともでき、細かな条件を指定することが可能です。
さらに、アプリを併用することで興味のある求人案件をいつでも確認・キープできるほか、気になる求人は100件まで履歴に残るため、転職活動に役立ちます。
ニフティの概要
ニフティの概要は、以下の表のとおりです。
運営会社 | ニフティライフスタイル株式会社 |
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料金 | 無料 |
対応可能なエリア | 全国 |
求人数 | 約377,669件 |
公式サイト | ニフティ公式サイトはこちら |
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type転職エージェント
出典:https://type.career-agent.jp/
type転職エージェントとは、株式会社キャリアデザインセンターが運営をする総合型の転職エージェントです。
株式会社リクルートが2022年に行ったグッドエージェントランキングにおいて、首都圏部門で入賞を果たした実績があります。
type転職エージェントでは、転職にまつわる相談会やセミナー、イベントを開催しているため、自身でキャリアの棚卸しや志向の整理を行うことができます。
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type転職エージェントの特徴
type転職エージェントの特徴は、以下のとおりです。
- 保有する非公開求人案件が多い
- 転職のプロによる手厚いサポート
- 転職サポート実績が豊富
type転職エージェントは非公開求人案件が多く、公開求人数0.9万件以上に対し非公開求人数は1.9万件以上と、約2倍にも及びます。
また、1人1人に専任のキャリアアドバイザーがついてくれるため、面談から入社まで手厚いサポートを受けることが可能です。
さらに、type転職エージェントはこれまでに31万人以上の転職をサポートした実績があり、豊富な転職ノウハウを持っています。
type転職エージェントの概要
type転職エージェントの概要は、以下の表のとおりです。
運営会社 | 株式会社キャリアデザインセンター |
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料金 | 無料 |
対応可能なエリア | 全国・海外 |
求人数 | 約28,660件(非公開求人含む) |
公式サイト | type転職エージェント公式サイトはこちら |
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リクルートダイレクトスカウト
出典:https://directscout.recruit.co.jp/
リクルートダイレクトスカウトとは、株式会社リクルートが運営する総合型の転職エージェントです。
リクルートダイレクトスカウトは会員登録後にスカウトを待つだけと、誰でも簡単に利用できる特徴があります。
会員登録時に入力するレジュメを見たヘッドハンターが求人を提案、もしくは企業から直接オファーが届く仕組みです。
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リクルートダイレクトスカウトの特徴
リクルートダイレクトスカウトの特徴は、以下のとおりです。
- ハイクラスに特化した転職支援
- ヘッドハンターを検索できる
- 採用後のお祝い制度がある
リクルートダイレクトスカウトはハイクラスに特化した転職支援を行っており、年収800〜2,000万円の求人や管理職向けの求人が豊富にあります。
さらに、ヘッドハンターを検索することもできるため、相性の良いヘッドハンターを指名することが可能です。
また、リクルートダイレクトスカウトにはお祝い制度があり、リクルートダイレクトスカウトを通して転職成功した方はアンケートに回答後、謝礼をもらうことができます。
リクルートダイレクトスカウトの概要
リクルートダイレクトスカウトの概要は、以下の表のとおりです。
運営会社 | 株式会社リクルート |
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料金 | 無料 |
対応可能なエリア | 全国・海外 |
求人数 | 約373,380件 |
公式サイト | リクルートダイレクトスカウト公式サイトはこちら |
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そもそも公務員の仕事内容とは
公務員の仕事は、国全体に関わる業務を行う「国家公務員」、都道府県庁や市町村で働く「地方公務員」の2つに分類されます。
国家公務員は、その名の通り国家レベルの大規模な仕事に携わり、スペシャリストとして働きますが、地方公務員は住民と協働しながら地域に密着した仕事を行い、ゼネラリストとして働くのが主な違いです。
国家公務員の職種には、1府12省庁の職員、外務専門職、国家専門職、裁判所一般職、衆議院・参議院事務局職員があります。
一方、地方公務員の職種には、市町村職員、都道府県職員、政令指定都市職員、東京特別区職員があります。
公務員と民間企業の違い
公務員と民間企業の大きな違いは、営利を目的としているかどうかです。
公務員の使命は、国民の暮らしを支えることを目的に国や地域のために活動を行うことであり、営利を目的としていないため、税金を活動資金として使っています。
一方、民間企業は営利を目的とした活動を行なっており、サービスや物を提供して利益を得ているほか、税金ではなく自社の利益等から活動資金を捻出する点も公務員とは異なります。
公務員に転職するのが向いている人
公務員に転職するのが向いている人は、国家公務員と地方公務員とで異なります。
上述したように、国家公務員は国全体に関わる業務を行い、営利を目的としない活動をすることから、社会貢献をしたい人や責任感の強い人、使命感を持っている人に向いているでしょう。
一方、地方公務員は住民と協働して活動するため、地域への愛着がある方が向いています。
さらに、2〜4年のペースで異動がある地方公務員はその都度環境の変化に対応しなければならず、適応力も重視されます。
公務員へ転職を成功させるためのポイント
公務員へ転職を成功させるためのコツを解説していきます。
複数の転職エージェントを利用する
公務員への転職を成功させるには、複数の転職エージェントを利用しましょう。
キャリアアドバイザーとの相性や、キャリアアドバイザーが持つスキルに差が生じるためです。
それぞれの転職エージェントの専門性や求人数の差も重要視すべきポイントですが、提供しているサービス内容はどの転職エージェントもほとんど変わりありません。
しかし、自分の経歴や性格を理解し、手厚いサポートをしてくれるキャリアアドバイザーに出会う可能性を広げるには、複数の転職エージェントに登録をし、利用するのがベストです。
掲載されている求人が公務員かどうか確かめる
掲載されている求人が、公務員かどうか確かめることも重要です。
転職支援サービスの求人検索窓で公務員と検索をかけると、公務員と似た職種の求人案件が抽出される可能性があるためです。
例として独立行政法人が抽出されることがありますが、「特定地方独立行政法人」は公務員の身分を持つのに対し、「一般地方独立行政法人」は公務員の身分を持ちません。
公務員以外の業界に間違って応募するのを防ぐためには、求人案件に記載されてある会社名や事業内容、会社概要をよく確認し、Web等で調べると安心です。
公務員試験に合格するまでのサポートが充実している
公務員試験に合格するまでのサポートが充実しているかどうかも、公務員への転職を成功させるポイントです。
ただし、転職エージェントのサポート内容は、ヒアリング、求人の提示、応募書類の添削、面接対策、入社後のフォローが基本です。
そのため、公務員に特化した面接対策や論文の添削サービスの提供があるかを事前に確かめておく必要があります。
サービス提供がない場合は、独学での公務員試験勉強の進め方や、論文添削をしてくれるプロを探す等の対策を練りましょう。
公務員に転職するメリット
公務員に転職するメリットを解説します。
仕事を通じて国や地域に貢献できる
公務員へ転職をすると、仕事を通じて国や地域に貢献できるメリットがあります。
上述したように、公務員の仕事は営利目的ではないため、純粋に国民が暮らしやすい街づくりに取り組みます。
逆を言えば、公務員が機能していないと住民の暮らしが安定せず、安心できる生活が送れないと言っても過言ではありません。
それほどまでに公務員の仕事1つひとつが国民の生活にダイレクトに関わってくるため、非常にやりがいのある仕事と言えます。
福利厚生が手厚く安定した生活ができる
公務員へ転職をするメリットには、福利厚生が手厚く安定した生活を送れることも挙げられます。
公務員の給与は、俸給と呼ばれる毎月の基本給の他におよそ21種類もの手当がつくため、若手職員でも比較的安定した生活を送ることが可能です。
公務員の具体的な手当は以下になります。
- 生活補助給的手当(4種類)
- 地域給的手当(4種類)
- 職務の特殊性に応じた手当(3種類)
- 時間外勤務等に対して支給する手当(4種類)
- 賞与等に相当する手当(2種類)
- その他手当(4種類)
さらに、年20日の有給休暇が定められているほか、病気休暇や介護休暇といった休暇制度もあり、福利厚生が充実しています。
勤務年数が長くなると年収も上がる
公務員の仕事は、勤務年数と比例して年収が上がっていくメリットもあります。
公務員の給与は税金から支払われており、景気に左右されることがなく安定しているのです。
長く勤めれば勤めるほど年収が上がっていくため、例えば20代の頃は民間企業に勤めている同年代の人よりも給与が低く感じることもあるでしょう。
しかし、40〜50代には同年代の平均年収以上の給与をもらえる可能性が高い傾向にあります。
公務員に転職するデメリット
公務員に転職するメリットを解説します。
違うエリアに異動することが多い
公務員は2〜4年のペースで担当部署が変更されるため、異動が多い職業でもあります。
国家公務員の場合は全国へ転勤する可能性があり、マイホームの購入を検討されている方はデメリットになるかもしれません。
また、地方公務員は地区内での転勤が基本ですが、仕事を覚え、慣れてきた頃にまた新たな土地でゼロからスタートしなければなりません。
ただし、遠方へ異動する場合は異動手当がもらえたり、慣れない土地で適応していくスキルが身についたりといったメリットもあります。
仕事の実績を出しても給料は上がりづらい
公務員に転職するメリットとして勤務年数に比例して年収が上がっていくことを挙げましたが、その一方で実績を出しても年収に反映されないデメリットがあります。
なぜなら、公務員は日本に根深く浸透している「年功序列」という人事制度が採用されているからです。
安定した収入は保証されますが、どれだけ頑張っても大きな昇給につながりません。
そのため、モチベーション意欲が低下して最低限の仕事しかしなくなってしまったり、高い労働意欲を持つ若手が離職したりと、様々なシーンに影響をもたらすことも少なくありません。
公務員に転職する際の流れ
公務員に転職する際の流れを解説します。
転職したい自治体の採用試験に応募
まずは転職したい省庁や自治体の採用試験に応募しましょう。
国家公務員・地方公務員のどちらを希望するのか、また採用母体の省庁・自治体により試験種別が異なりますが、公務員になるための代表的なルートは「一般枠」と「経験者枠」の2つです。
一般枠は、省庁や自治体が制定する年齢条件(22〜30歳前後)を満たしていれば受験することが可能です。
経験者枠の対象は、民間企業で職務経験がある人に絞られるため、一般枠に比べると年齢の上限が高めに設定されています。
公務員の採用試験に応募する前は、上述した年齢が応募条件に当てはまるかを確認してから受験する試験を選びましょう。
エントリーシートを提出
受験する試験を選んで応募したら、エントリーシートを提出します。
エントリーシートには公務員を志望する動機や自分の強みをアピールする自己PRを記述する必要があり、ここで採用者の目に留まらなければ選考を通過することができません。
そのため、民間企業ではなく公務員を選んだ具体的な理由、社会貢献をしたい情熱、実現したい目標やビジョン等、公務員という仕事に対する熱意をアピールすることが大切です。
また、エントリーシートは丁寧に記入し、誤字脱字に注意するほか、空欄を作らずに8〜9割以上埋めることも重要です。
試験を受験
まずは、1次試験である筆記試験を受けましょう。
筆記試験は一般的に教養試験・専門試験・論文試験の3つを受けますが、自治体や希望職種により論文試験が2次試験に回されたり、専門試験がなかったりするケースもあります。
国家公務員を受験する方は1次試験通過後、事前予約をして官庁訪問を行い、面接や詳細な業務説明を受ける必要があります。
1次試験を通過したら、2次試験である人物試験を受けましょう。
人物試験では、個別面接・集団面接・集団討論・プレゼンテーションの4つが行われるため、面接対策やディスカッションの練習を事前にしておくことが重要です。
試験に合格すると面接
2次試験も無事に通過することができたら公務員試験は合格となりますが、採用されたかどうかはまた別の話になるため注意が必要です。
公務員試験に合格した後は最終的な意思確認があり、ごく稀に採用されないケースもあります。
公務員への転職は最後まで気が抜けないため、元公務員のキャリアアドバイザーが在籍する転職エージェントを利用したり、プロのサポートを受けたりして、漏れのないように対策をすることが重要です。
公務員に転職する際の注意点
公務員に転職する際の注意点は、「思っていたのと違う」というギャップです。
民間企業は効率の悪い仕事に対し対策を整えたり、利益にならないサービスがあれば積極的に改革をします。
しかし、公務員には法的縛りがあるため、改革をすれば良くなるようなことも変わらずに続けていかなければならないケースが非常に多いです。
さらに、公務員は国民が納めた税金から給与が支払われるため、上から目線でモノを言う市民やクレームへの対応が必要なシーンもあります。
公務員の仕事はやりがいを感じられる一方、思うようにいかない部分もあるのです。
公務員のエージェントに関するよくある質問
公務員に強いエージェントに関してよくある質問に回答していきます。
公務員は未経験でも転職できるの?
公務員は、未経験でも転職することが可能です。
一般枠を使ったルートで公務員を目指す場合、職歴や社会人経験について問われることがありません。
新卒の学生が多く受験することもあり競争率も高めですが、採用予定人数が多いため十分にチャンスはあります。
また、転職支援サービスで公務員の求人を検索してみると、未経験者でも応募できる求人案件も多数あります。
公務員に転職する際に有利なスキルや資格は?
公務員になるには公務員試験を受験・合格をすることが大前提ですが、特別な資格を保有する必要はありません。
ただし、「資格免許職」に分類される職種に関しては、公務員試験と資格試験の両方に合格する必要があります。
以下、公務員が資格を要する職種の例です。
- 看護師(公立病院等の看護業務)
- 保健師(保健センター等の保健指導)
- 薬剤師(公立病院等の調剤業務)
- 保育士(公立幼稚園等で保育業務)
- 栄養士(公立学校等で栄養管理・調理)
- 司書(公立図書館等で受付・資料整理)
- 獣医師(公立機関で家畜の衛生業務等)
また、公務員は国民の暮らしをより良いものに変えていく職業なため、堅実な業務の遂行力や市民とのコミュニケーション能力、人の役に立つための責任感といったスキルが必要でしょう。
公務員は民間企業からでも転職できるの?
公務員は、民間企業から転職することが可能です。
経験者枠を使ったルートで公務員を目指す場合、民間企業での職務経験がある人が対象となっているからです。
採用予定人数が少なく一般枠に比べると競争率がさらに高くなってしまいますが、経験者枠は即戦力を必要としているため、自分の経歴に自信がある人は十分にチャンスがあります。
公務員に転職すると後悔するの?
公務員に転職をすると後悔してしまいがちな理由の1つには、サービス残業が多いことが挙げられるでしょう。
公務員は定時で帰れるイメージを持つ方が多いですが、実際は残業のある部署も少なくありません。
さらに、税金から給与を支払われている公務員は、残業の予算を超えてしまうとサービス残業になってしまうケースが多いです。
また、公務員はIT化の進んでいない職種も多く、効率よく業務を進めることができず時間がかかってしまうこともしばしばあります。
そのため、IT化の進んでいる大手企業等から公務員に転職をした人は、仕事がスムーズに進まず後悔してしまうこともあるでしょう。
公務員から他の業界に転職するのは難しい?
公務員から他の業界に転職すること自体は可能ですが、難しい部分も多いでしょう。
非営利目的で社会貢献に携わる公務員と、営利目的でサービスやモノを提供する民間企業とでは、利益に対する意識が薄いと思われる可能性があるからです。
さらに、公務員の待遇は大企業水準であるため、余程のことがない限り転職する理由がないのでは?と採用担当者から勘繰られてしまう可能性も非常に高いです。
これでは志望動機をかなり厳しくチェックされてしまうことにつながりかねないため、公務員から他の業界に転職するのはかなり難易度が高いと言えます。
公務員に強い転職エージェントランキングのまとめ
この記事では、「公務員におすすめの転職エージェント10選や選び方、難易度、メリット・デメリット」などを解説しました。
福利厚生が手厚く、安定した収入が得られる公務員は人気の職業でもあり、仕事を通じて国や地域に貢献できる非常にやりがいのある仕事です。
一方で、公務員試験に合格することが大前提であり、それらのサポートを転職エージェントから受けるためには、元公務員のキャリアアドバイザーを探す必要もあります。
そのため、転職エージェントを利用して公務員への転職活動を行う際は、複数の転職エージェントを利用して相性の良いキャリアアドバイザーを見極めることが重要です。