この記事を読んでいるあなたは、
- 年収850万円の手取りを知りたい
- 年収850万の税金や保険料を知りたい
- 年収850万の生活レベルや職業を知りたい
上記のように考えているかもしれません
今回は、そんなあなたに向けて「年収850万の手取りや税金、生活レベルやどんな仕事の人が多いのか」などをお伝えしていきます。
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年収850万円の手取りはどれくらい?
1ヶ月に約70万円を稼ぐと年収は850万となりますが、企業に勤めるサラリーマンは振り込まれる前に税金などが引かれた金額が手取りとなります。
ボーナスの有無、住んでいる場所、配偶者の有無、扶養する子どもの人数などで差異はありますが、実際に手元へ入ってくるのは月に52万から54万円ほどです。
月収が54万円と仮定した場合、年間でおよそ648万円が手元に入ってくる金額となります。
日本の平均年収が430万円ほどですので、倍の収入を得ている年収850万円の方は間違いなく高額所得者だといえます。
月に54万円、年間で648万円の収入であれば、海外旅行や車の購入など、大きな贅沢を頻繁に行わなければ十分に生活と貯蓄が行なえます。
また、年収850万円であれば戸建ての持ち家に住むことも可能で、住宅ローンもおよそ4250万円まで利用できるため、こだわった家が建てられます。
【男女割合】年収850万円の人はどれくらいいる?
日本の平均年収は430万円ほどで、その倍近くである850万円の年収を得ている人の数は全体のおよそ2.8%、世帯数では4.9%となっています。
850万円以上の収入がある方は全体の9.2%、世帯数では16.3%と、共働きであれば到達可能な金額だといえます。
また、男女比では男性が4.1%、女性が0.8%と、男性の方が割合として多く、女性が到達するには少し難しい年収になります。
理由として考えられるのは、年収800万円を得るには特殊な技術や経験が必要となる職種が多く、出産や子育てで長期的に離脱してしまう女性は継続して働くのが難しいことなどが挙げられます。
加えて年収が850万円に到達する年齢は50代が最も多く、継続した勤務の末、管理職などといった役職手当が加算されることで到達する方が多数です。
以上のことから男女に限らずですが、年収850万は特殊な技術と経験を継続しても、到達する人は少数であることが分かります。
年収850万円の所得税・住民税・社会保険料
年収850万円の場合の手取りは以下の表のようになります。
年収850万円の手取りイメージ | |
---|---|
年収 | 850万円 |
所得税 | 約55万円 |
住民税 | 約50万円 |
社会保険料 | 約115万 |
手取り | 約630万円 |
年収から引かれる税金、保険料などは、およそ75%から85%が目安と言われ、年収850万では637万円から650万円が手取りの目安とされています。
上記の表は配偶者控除や扶養控除などがない独身者の場合となり、配偶者を扶養に入れている場合は税金と保険料が合計で約210万円、手取りは約640万円となります。
配偶者と子ども1人を扶養としている場合、税金と保険料が合計で約200万円、手取りは約650万円です。
住んでいる場所やその他の状況によっても変動するのに加え、場合によっては配偶者の収入や扶養対象の年齢などによって控除の金額が増減します。
また、子ども手当が制定されたことにより、16歳未満の子どもは扶養控除の対象から外れたため、自分で確定申告を行う方は注意する必要があります。
年収850万円の生活レベル
年収850万円の場合の生活レベルがどれくらいなのかを解説していきます。
実家暮らしの場合
実家暮らしの場合、どのくらいを生活費として実家に入れるかが支出に大きく影響を及ぼします。
しかし食費や光熱費などを含めた金額を少し多めに支払ったとしても、家賃よりも安く収まるのは大きなポイントです。
手取りを52万円と仮定して、食費や光熱費などの生活費を10万以内に収め、2万円を通信費、5万円を交友や趣味で使用したとしても、35万円は貯蓄に回せます。
将来の貯蓄を考えると年に何度も海外旅行へ行くなどの贅沢はできませんが、年に一度くらいは旅行へ行く、少し良いものを食べるなどの贅沢は十分に楽しめます。
今後も実家に暮らすのか、将来的には家族を作るのかなどで貯蓄するべき金額は変わりますが、趣味や親孝行、ちょっとした贅沢をしつつ貯蓄が可能な年収です。
余談ですが、老後に必要な資金と言われる2,000万円を貯蓄する場合、毎月35万円を貯蓄して年間420万円、5年ほどで達成できます。
一人暮らしの場合
出費の大半を占めるのが家賃ですので、立地や広さといった条件によって生活レベルは変わってきます。
しかし一人暮らしであればワンルームや1Kといった物件でも十分快適に暮らせるため、仕事場に通いやすい立地を選ぶことも、高いセキュリティが充実しているところも選べます。
貯蓄に関しては家賃と食費に大きく影響を受け、一人暮らしで自炊をするのか、外食をするのかにもよって月々に可能な貯蓄金額は人によります。
手取り52万円で生活費に使用できる目安は、家賃はおよそ11万から17万、食費は約5万円、光熱費と通信費がそれぞれ約1万、雑費が5万から6万ほどで、貯蓄は28万円です。
自炊や趣味の有無によっても違いますが、生活と趣味を両立させても月々に28万円は貯蓄に回せます。
一人暮らしの場合、自分の自由にできるところはメリットではありますが、支出にブレーキが掛け難いところは注意点となります。
結婚・子育てをする場合
結婚をして2人で暮らした場合、生活費は独身時代の2倍になるのが大まかな目安です。
独身時代と同じワンルームでは手狭となり、将来的に子どもを考えるのであれば、少し家賃を上げて広い物件を選ぶ必要があります。
また食費や光熱費、通信費も2人分になりますが、配偶者の仕事状態に関係なく手取り52万円でも十分に生活しつつ、少しの贅沢と貯蓄も可能です。
子どもが生まれると夫婦の生活費に養育費の約2万円と食費が大きく増加、さらに子どもが大きくなったときの習い事の量によっても増加します。
夫婦だけだった時期と比べれば貯蓄に回す金額は減るものの、子ども1人であれば毎月10万くらいは貯蓄することができます。
近年は結婚しても働き続ける女性が多いため、片方が年収850万であれば十分な生活ができる水準だといえます。
年収850万円の人の家賃目安
適正な家賃の目安はおよそ手取りの3分の1と言われるため、年収850万で月々の手取りが52万円から54万円の場合、17万円から18万円が適正な家賃だといえます。
東京23区内だと千代田区、中央区辺りで1LDK、2K、2DKが家賃18万円の相場、台東区、墨田区であれば、3DKも借りられます。
2Kや2DKくらいの広さがあれば一人暮らしはもちろん、夫婦2人で暮らすには十分で、子どもが生まれてもう少し広い家が欲しい場合も、都内であれば暮らすことは可能です。
また、年収850万であれば住宅ローンも戸建てを建てるのに十分な金額を借りられるため、地価の高い首都圏でなければ、こだわった家を建てることができます。
地方都市であればさらに幅は広がり、駅に近い場所で新築一戸建てが建てられます。
マンションであっても駅に近く広い場所を借りられるため、将来のために貯蓄しながら快適な暮らしという両立もできます。
年収850万円の人の貯金額
一般的に、毎月入ってくる手取り金額のおよそ20%を貯蓄できるのが理想だといわれています。
年収850万の手取りを52万円と仮定した場合、10万円ほどを貯蓄としておきたい計算になります。
家賃を17万円、貯蓄を10万円として、合計27万円を毎月固定で手取りから差し引き、残り25万円で食費や光熱費などで使用することができます。
25万円を多いととるか、少ないととるかは人それぞれですが、一般的に一人暮らしなら趣味と生活を両立できる金額、夫婦と子ども数人であっても、十分な生活が可能な金額です。
毎日のように贅沢はできませんが、年に数度の旅行や贅沢であれば可能な生活をしつつ、養育や老後のために資金を貯めておくことができます。
しかし子どもが私立の学校に入ったり、医者などの専門的な分野へ進学したりする場合はさらに教育費が高くなるため、早めの貯蓄が推奨されます。
年収850万円の人はどんな仕事に就いている?
年収850万円の人は、以下のような仕事をしていることが多いです。
- 医者
- 大学教授
- 保険や不動産の営業職
年収850万以上を稼ぐ人たちの多くが、専門的な技術を持ち、国家資格などを保有する必要がある職種になります。
既に大学を出た社会人や転職先を探している方が今から目指すには不可能ではありませんが、あまり現実的ではない職種だといえます。
未経験や専門知識がない状態から年収850万を狙うには、契約数に応じて報酬が支払われる保険、もしくは不動産会社の営業職になることで可能性はあります。
しかし、高収入を得られる営業職は、不動産や保険などといった簡単には契約に踏み出せない高額なものが多く、ノルマや契約が取れないなどのストレスやプレッシャーなども重いです。
業界に必要な人材であることから採用率は高く、国家資格も必要なく、未経験からでも年収850万越えを狙える営業職は、人によっては一気に年収を上げられるかもしれない職種です。
年収850万円から収入を上げる方法
年収850万円から収入を上げる方法としては、
- 資格取得、昇進する
- 副業をする
- 転職する
などがあります。
最も早く収入を上げたい場合は副業を行い、会社とは別の収入源を確保することで収入を上げられます。
しかし、公務員などは副業自体が禁止、同じ業種の競合相手との契約も場合によっては副業禁止規定に抵触する可能性があり、判明した場合は最悪契約を解除されることもあります。
また、副業を始めるために高額な初期投資を行ったにもかかわらず、思うように稼げない可能性も十分に考えられます。
簡単に稼げると謳われている副業や投資にはリスクがあることも十分に理解して、自分のスキルアップによる資格取得、または転職といった選択肢も視野に入れる必要があります。
長期的に、なおかつ安定して年収を増やしたい場合はやはり、資格取得による資格手当や昇進による役職手当、会社を変えてしまう転職が推奨されます。
年収850万円の手取りや生活レベルまとめ
この記事では「年収850万の手取りや税金、生活レベルやどんな仕事の人が多いのか」などについて解説しました。
年収850万円を目指すには、国家資格や専門分野の技術が必要となりますが、保険や不動産業の営業職であれば未経験からでも可能性は十分にあります。
しかし高い給料と高い幸福度は必ずしも比例しておらず、年収と幸せ指数は年収800万円を境目にして比例しなくなるという研究結果が出ています。
人によって幸せの基準はそれぞれですが、年収800万円から850万円は仕事におけるストレスが程よく、日常生活が最も充実している年収の指標だといわれています。
また、年収が900万円を越えると収入における税率が大きく変わるため、少しでも税金対策を行いたい方は収入アップと同時に税金対策についても勉強することが推奨されています。