この記事を読んでいるあなたは、
- 年収2,000万円の手取りを知りたい
- 年収2,000万の税金や保険料を知りたい
- 年収2,000万の生活レベルや職業を知りたい
上記のように考えているかもしれません
今回は、そんなあなたに向けて「年収2,000万の手取りや税金、生活レベルやどんな仕事の人が多いのか」などをお伝えしていきます。
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年収2,000万円の手取りはどれくらい?
年収2,000万円の場合は、所得税・住民税・健康保険料・雇用保険料・厚生年金保険料が引かれるため、手取り金額は約1,300万円です。
1か月の手取りは、年間ボーナスが4か月分と仮定して計算すると約81万円、ボーナスがない場合は約108万円になります。
年収2,000万円ではありますが、税金で700万円も引かれるため、実際の手取り金額は想像よりも少ないです。
【男女割合】年収2,000万円の人はどれくらいいる?
国税庁の民間給与実態統計調査によると、年収2,000万円を得ている人は、およそ26.8万人で、全国の給与所得者の約0.5%にあたります。
0.5%は、200人に1人いる程度の人数なので、とても少ないことが分かります。
年収2,000万円を得ている女性の人数はさらに少なく、男性は全国の0.8%に対して女性は0.1%と、ほんの一握りしか全国にいません。
年収が2,000万円を上回ると、会社での年末調整が受けられないため、自分自身での確定申告が必要です。
【確定申告に必要な基本書類】
- マイナンバーカード
- 医療費の領収書
- 生命保険、地震保険控除証明書
- 小規模企業共済等掛金控除
- 寄附金控除証明書
- 住宅ローンの残高証明書等
- 源泉徴収票
必要な基本書類の他にも、不動産所得のある方や国民年金に加入していた期間のあった方は、さらに必要な書類が増えます。
確定申告は、混雑緩和のためにもスマホやパソコンでe-Taxを利用した電子申告も可能なため、家で完結したい方にはおすすめです。
時間がないという方や1人で処理をすることに不安がある方は、税理士事務所に確定申告の代行を依頼してみてはいかがでしょうか。
年収2,000万円の所得税・住民税・社会保険料
年収2,000万円の場合の手取りは以下の表のようになります。
年収2,000万円の手取りイメージ | |
---|---|
年収 | 2,000万円 |
所得税 | 374万円 |
住民税 | 160万円 |
社会保険料 | 159万円 |
手取り | 1,307万円 |
年収が2,000万円になると、所得税・住民税・健康保険料・雇用保険料・厚生年金保険料で約700万円引かれます。
各税金や社会保険の詳細は下記の通りです。
【各税金について】
- 所得税:個人の所得にかかる税金で、1年間の所得から所得控除を差し引いた残りの課税所得に税率を適用し税額を計算した金額
- 住民税:教育、福祉、消防・救急、ゴミ処理といった行政サービスをまかなうための税金で、市町村民税と道府県民税がある
【社会保険について】
- 医療保険:万が一、病気やケガで通院・入院した際に、医療費負担を軽減してくれる制度
- 年金保険:20歳以上の全国民が加入する、老後のための準備資金
- 介護保険:40歳以上の全国民が加入し、介護が必要になった高齢者を社会全体で支えるしくみの介護制度
- 雇用保険:労働者が失業した際に必要な給付を行い、労働者の生活及び雇用の安定、再就職の援助を行うことを目的とした雇用に関する総合的な機能をもった制度
- 労災保険:業務上、または通勤による労働者の負傷・疾病・障害・死亡に対して労働者やその遺族のために、必要な保険給付を行う制度
税金や社会保険料は、年収が高ければ高いほど引かれる金額が多くなりますが、所得制限により受けられないもしくは減額される手当もあり、損をする機会が多いです。
その中でも児童手当は、0歳から15歳までの児童を養育する世帯に、子育て支援として年収や子供の年齢によって5,000円から15,000円の現金が給付されますが、年収が2,000万円の場合は所得制限により給付対象外となってしまいます。
夫婦それぞれが年収1,000万円の世帯年収2,000万円の場合は、児童手当の給付対象になり、さらに税金や社会保険料の引かれる金額が約100万円低くなるため、1人よりも世帯年収が2,000万円のほうが、手元に残る金額が増えてお得かもしれません。
年収2,000万円の生活レベル
年収2,000万円の場合の生活レベルがどれくらいなのかを解説していきます。
実家暮らしの場合
実家暮らしの場合は、家賃や光熱費などの固定費がかからず、かなり余裕のある暮らしができます。
貯金額は、家に入れる金額やご自身の趣味、ライフスタイルによって変化しますが、最低限の娯楽交際費で計算した場合の金額です。
最近は、高収入の方でもお金のかからない趣味や娯楽を楽しむ方が増えているため、娯楽交際費は5万円で記載しています。
今現在もし、会員制の料理教室や旅行、スポーツスクールで汗を流すことなどが、趣味であれば「実家暮らしの生活イメージ」よりも出費がかさみます。
出費がかさむ趣味をお持ちの場合は、5万円〜20万円プラスして計算する必要があるでしょう。
実家暮らしの生活イメージ | |
---|---|
家に入れるお金 | 5万円 |
通信費 | 1万円 |
娯楽交際費 | 5万円 |
貯金 | 70万円 |
1人暮らしの場合
1人暮らしの場合は、東京都心部で生活するとしても、貯金が50万円以上でき、とても余裕のある暮らしができます。
1人暮らしの生活イメージは、東京都心部の1LDKの家賃平均で計算されていますが、インテリアにこだわりたい方や趣味部屋、仕事部屋が必要な方には少々手狭に感じるため、2〜3LDKの間取りがおすすめです。
2〜3LDKの都心部の家賃だと、最低でも20万円〜30万円はプラスで考えておいた方がいいでしょう。
賃貸のグレードをアップさせたとしても、毎月20万円〜30万円の貯金ができるため、充実した1人暮らしを満喫することができます。
1人暮らしの生活イメージ | |
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家賃 | 13万円(東京都心部の1LDKの平均) |
光熱費 | 1万円 |
通信費 | 1万円 |
食費 | 5万円 |
雑費 | 3万円 |
娯楽交際費 | 5万円 |
貯金 | 53万円 |
結婚・子育てをする場合
結婚・子育てをする場合は、住宅や車のローンが増えるため出費が多くなりますが、家族4人で暮らすには余裕のある生活ができます。
固定費の金額は、子供の人数や年齢、住宅や車のローンの金額によっても変化してきます。
子供が幼稚園〜大学まで公立に入学する場合は最低限の教育費で済みますが、それでも子供1人育てるのに1,000万円、2人だと2,000万円は必要です。
幼稚園〜大学まで全て私立へ入学した場合には、子供1人につき2,000万円の教育費が必要と言われています。
公立と私立では、子供1人当たりおよそ1,000万円の金額の差が出てくるため、進路については子供を含めて家族でよく話し合う必要があります。
子供の教育費で将来悩まないためにも、独身時代や子供がまだいない時期にしっかりと貯金をしておく必要があるでしょう。
結婚・子育てをする場合の生活イメージ | |
---|---|
家のローン | 10万円(首都圏の分譲一戸建てのローン平均) |
車のローンと維持費 | 5万円 |
光熱費 | 2.5万円 |
通信費 | 4.5万円 |
食費 | 9万円 |
雑費 | 3万円 |
娯楽交際費 | 10万円 |
お小遣い | 5万円 |
教育費 | 4万円 |
貯金 | 17万円 |
年収2,000万円の人の家賃目安
家賃の目安は、給料の手取り金額の3分の1程度が望ましいと言われているため、上限27万円まで検討することが可能です。
都心の賃貸マンションで家賃が27万円というと、フロントサービスや素敵なラウンジがある高級マンションに住むことができます。
都心部の賃貸マンションの家賃平均は13万円のため、家賃金額を抑えて趣味や貯金にお金を回すことや、お金をかけて周辺環境の整ったストレスフリーな場所に住むこともでき、自分自身の考える条件に合ったマンションを選ぶことができるでしょう。
年収2,000万円の人の貯金額
年収が2,000万円の場合、貯金額の目安は手取り金額の3割と言われているため、目安通りであれば貯金額はおおよそ年間433万円です。
貯金額は、年代や趣味にかける金額、独身者なのか既婚者なのかなどによって変わりますが、一人暮らしのおおよその金額になります。
堅実に貯金をしていけば、既婚者でも年金生活を送る60代には、約2,000万円貯めることができるため、老後も安心して生活をすることができます。
年代やライフスタイル別の貯金額の平均は、下記の通りです。
貯金額 | ||
---|---|---|
20代 | 独身 | 363万円 |
既婚者 | 524万円 | |
30代 | 独身 | 1,002万円 |
既婚者 | 735万円 | |
40代 | 独身 | 1,747万円 |
既婚者 | 1,014万円 | |
50代 | 独身 | 2,375万円 |
既婚者 | 2,062万円 |
年収2,000万円の人はどんな仕事に就いている?
年収2,000万円の人は、以下のような仕事をしていることが多いです。
- 会社役員
- 化学機械やプラントメーカーの技術者
- 医者
年収2,000万円の人の職業は他にも、経営コンサルタントや外資系金融、経営幹部など、企業の経営に関わる仕事があります。
年収が2,000万円以上の職業は、専門知識を必要とすることが多いため、容易に就ける職業ではありません。
責任も大きい職業に就くためには、常に学ぶ姿勢がある方や決断力のある方、プレッシャーにも負けない強い心を持ち合わせていることなどが必要になってきます。
もし今後、年収2,000万円以上の仕事をしたいと思った際は、専門的な学校に通うことや資格を取得して、知識を重ねることが一番の近道ではないでしょうか。
年収2,000万円から収入を上げる方法
年収2,000万円から収入を上げる方法としては、
- 昇進や昇給
- 今よりも年収の高い会社への転職
- 副業
などがあります。
勤続年数とともに昇進や昇給する企業もあれば、大きな成果を上げることによって昇進や昇給する企業もありますが、いずれにしても短期間で年収を大きく上げることは難しいでしょう。
年収を上げるには転職することが一番早いですが、転職は容易ではなくリスクがあるため、慎重に行動をしましょう。
手軽に年収を上げる方法としては副業として、投資による不労所得がおすすめです。
投資は、リスクもありますが自分自身で使用する金額を決めておくことで、リスクを抑えて投資することが可能です。
年収2,000万円の手取りや生活レベルまとめ
この記事では「年収2,000万の手取りや税金、生活レベルやどんな仕事の人が多いのか」などについて解説しました。
年収2,000万円の手取りは1,300万円であり、全国で見た割合は200人に1人と、全国でも限られた人しか得ていない年収金額ということが分かりました。
独身であれば、実家暮らしでも一人暮らしでも、かなり余裕のある生活を送ることができますが、結婚し子供ができた場合は、節約するところとお金をかけるところのメリハリをしっかりとつける必要があります。
年収2,000万円という金額は夢がある金額ですが、自分自身の金銭感覚を麻痺させず、お金の流れをしっかりと把握できなければいけません。
自分自身を律することができ、さらに責任という重圧に耐えることができる方が、高収入を得ることができるのではないでしょうか。