この記事を読んでいるあなたは、
- 年収1,500万円の手取りを知りたい
- 年収1,500万の税金や保険料を知りたい
- 年収1,500万の生活レベルや職業を知りたい
上記のように考えているかもしれません
今回は、そんなあなたに向けて「年収1,500万の手取りや税金、生活レベルやどんな仕事の人が多いのか」などをお伝えしていきます。
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年収1,500万円の手取りはどれくらい?
年収1,500万円の手取り年収は、約1,050万円です。
手取り月収はボーナスの有無によって異なりますが、約63~87万円となります。
しかし残念ながら年収1,500万円は額面上であり、全額もらえるわけではありません。
所得税や社会保険料、住民税などが差し引かれて残った金額が手取りとして支払われます。
なお、年収1,500万円の場合は配偶者控除や児童手当などが支給されないため、結婚後や出産後も給与に大きな変化はありません。
【男女割合】年収1,500万円の人はどれくらいいる?
年収1,500万円の収入得ている割合は全体の0.8%、約24万人程度といわれています。
男女別でみると男性は1.2%、女性は0.4%です。
ちなみに、日本人の平均年収は約430万円で2人に1人は年収400万円以下という結果が報告されています。
また、年収1,000万以上の割合は5.6%で約140万人となっており、年収1,500万円を稼ぐことがどれほど大変かがわかるでしょう。
しかし、1,500万円以上の年収がある世帯の6割は共働きであるというデータもあり、二馬力なら実現可能な金額です。
年収1,500万円の所得税・住民税・社会保険料
年収1,500万円の場合の手取りは以下の表のようになります。
年収1,500万円の手取りイメージ | |
---|---|
年収 | 1,500万円 |
所得税 | 約200万円 |
住民税 | 約100万円 |
社会保険料 | 約150万円 |
手取り | 約1050万円 |
これらの控除額は、扶養家族の数や住宅ローン控除などによって異なります。
年収1,500万円の場合は年収の3割程度、約450万円を税金として支払う必要があります。
さらに40歳以上になると介護保険料も徴収されるため、注意が必要です。
しかし子供がいる場合は所得控除が適用され、独身の人と比較すると手取り額は20万円ほど多くなります。
年収1,500万円の生活レベル
年収1,500万円の場合の生活レベルがどれくらいなのかを解説していきます。
実家暮らしの場合
項目 | 支出 | 収入 |
---|---|---|
手取り月収 | ー | 65万円 |
生活費 | 5万円 | ー |
食費 | 7万円 | ー |
通信費 | 1万円 | ー |
雑費 | 1万円 | ー |
娯楽費 | 7万円 | ー |
保険料 | 1万円 | ー |
貯金 | 43万円 | ー |
年収1,500万円で実家暮らしの場合、手取り月収の半分以上を貯金に回すことが可能です。
生活費として実家に入れるお金や娯楽費などを増やしたとしても、十分余裕のある生活が送れます。
しかし、実家暮らしは大きな支出がない分、金銭感覚が養いにくいというデメリットも存在します。
貯蓄の平均的な割合は給与の2~4割程度とされているため、月々約26万円の貯蓄を心掛けましょう。
また、いずれ一人暮らしや結婚などで実家を出る予定がある場合、支出の把握や自炊などある程度の節約を身に付けましょう。
一人暮らしの場合
項目 | 支出 | 収入 |
---|---|---|
手取り月収 | ー | 65万円 |
家賃 | 18万円 | ー |
光熱費 | 1万円 | ー |
食費 | 5万円 | ー |
通信費 | 1万円 | ー |
日用品 | 2万円 | ー |
娯楽費 | 7万円 | ー |
保険料 | 1万円 | ー |
貯金 | 30万円 | ー |
一人暮らしの場合、家賃を収入の3分の1にしたとしても、不自由のない生活が送れます。
都内で家賃20万円ならば、豊洲や目黒、麻布などの港区の高級タワーマンションに住んだり、広さやセキュリティ、立地などにこだわった物件を探したりすることもできます。
また、車の購入も可能です。
車は収入の半分ほどの価格が望ましいとされているため、レクサスやランドクルーザー、BMWなど、多くの選択肢が得られます。
年収が高いほど暮らしは豊かとなり、出費が増える傾向にありますが、年収1,500万円で一人暮らしならば、娯楽や食費にお金をかけてもさほど問題はないでしょう。
ただし、あまりに贅沢をしすぎて貯金ができなくなっては意味がありません。
年収1,500万円稼いでいる場合、最低でも月に20万円程度の貯金が理想です。
結婚・子育てをする場合
項目 | 支出 | 収入 |
---|---|---|
手取り月収 | ー | 65万円 |
家賃 | 20万円 | ー |
光熱費 | 3万円 | ー |
食費 | 10万円 | ー |
通信費 | 2万円 | ー |
日用品 | 4万円 | ー |
娯楽費 | 5万円 | ー |
教育費 | 5万円 | |
保険料 | 3万円 | ー |
貯金 | 13万円 | ー |
年収1,500万円であれば配偶者や子供がいても、ゆとりのある生活が送れます。
子供がいる場合、必要になる教育費などにもお金をかけることが可能です。
しかし、年収が高くなるにつれて子供にかけるお金は高くなり、年収1,500万円の場合は月に約4万円前後といわれています。
子供を私立の大学に入れるとなると4年間で400万円、医歯系の私立大学になれば2,400万円はかかると覚えておきましょう。
また、2人以上の世帯では食費や日用品などにかかるお金は必然的に増え、貯蓄に回すお金は減少します。
収入が高いからといって贅沢ばかりしてしまうと、いざという時に使えるお金がないという事態を招き兼ねません。
毎月貯金に回すお金がない場合、固定費や食費、娯楽費などの見直しを検討しましょう。
年収1,500万円の人の家賃目安
一般的に家賃は、収入の3割程度が理想とされているため、年収1,500万円の場合は20万円前後になります。
家賃20万円であれば、都内の高級マンションで高層階に住むことも可能です。
また、マイホームの購入を検討するのもよいでしょう。
住宅ローンの借入額は年収の5倍が目安とされていますが、安定した返済を続けるためには手取り額の20~25%以下が理想とされています。
そのため、手取り月収65万円の場合は月々15万円程度の支払いを目安にして、6,000~8,000万円の家が目安となります。
年収1,500万円の人の貯金額
年収1,500万円の人の貯金額は、平均2,000万円以上といわれています。
金融広報中央委員会の調査結果によると、年収1,200万円以上の世帯の平均金融資産保有額は5,569万円、中央値は1,900万円です。
年収1,500万円であまり散在しないのであれば、3,000万円以上貯蓄がある世帯も多く存在します。
その一方で年収1,500万円あっても貯蓄ができず、なかなかお金が貯まらないと悩む世帯も多くいます。
収入が高い分、子供によい教育をさせたいと教育にお金をかける割合が多いのもこの層の特徴です。
また、専業主婦の家庭より共働きの家庭の方が貯蓄額が増えにくいという傾向も見られました。
自分で稼いでいるからと購買意欲が高まったり、仕事で疲れて外食が増えたりハウスキーパーを雇ったりと必要以上にお金がかかっているのかもしれません。
一般的に貯金額は、手取りの2~4割程度が望ましいされています。
つまり、年収1,500万円の場合は年間で200~400万円の貯金が理想です。
しかし、核家族世帯と単身世帯や子なし世帯と子あり世帯などでは、毎月の出費に数万~数十万円の差が生じ、手取り額の2割も貯金ができないケースもあるでしょう。
その場合はまず、家賃や保険料、通信費、駐車場代などの固定費を見直しがおすすめです。
一般的に家計を占める割合は、変動費よりも固定費の方が大きいとされています。
特に、誰もが持っているであろう携帯電話は大きな節約効果をもたらします。
格安SIMやインターネットの回線変更など、ぜひシミュレーションしてみましょう。
年収1,500万円の人はどんな仕事に就いている?
年収1,500万円の人は、以下のような仕事をしていることが多いです。
- 医師
- 弁護士
- パイロット
- 大手総合商社社員
- 外資系金融企業社員
- スポーツ選手
- 芸能人
医師の平均年収は1,200万円といわれており、働き方によっては年収1,500万円も実現可能な職業です。
今後高齢化がより進むことによって医師はますます必要とされ、安定的に稼げる職業となるでしょう。
同じく弁護士も、高収入の職業として有名です。
平均年収は1,000万円とされていますが、大手の弁護士事務所や独立開業した弁護士なら、年収1,500万円も可能です。
医師も弁護士も国家資格が必要であり、さらに難関といわれているため年収が高いのも納得です。
また大手総合商社や外資系金融企業の社員も、平均年収が1,500万円以上といわれています。
就職するために必要な資格はありませんが、どちらも人気の高い職業であるため、高い倍率のなかで採用を勝ち取らなければなりません。
そのため、語学力や会計知識が必要となります。
なかでもTOEICや簿記は評価されやすい傾向にあり、採用基準として設けている企業もあるほどです。
しかしそれらはあくまでもツールであり、それだけで商社マンとして活躍できるとは限りません。
コミュニケーション能力や機転の速さ、対応力などその他のスキルアップも必要となります。
さらに、スポーツ選手や芸能人も年収1,500万円以上稼げる職業ですが、プロとして活躍できるのはほんの一握りで簡単なことではありません。
しかし、誰でも挑戦することは可能であるため、スポーツに自信がある、得意な芸があるという場合はチャレンジしてみましょう。
ただし、年収1,500万円の世帯の多くは、共働きである傾向があります。
一馬力だけで年収1,500万円稼ぐのは、非常に難しいと考えた方がよいでしょう。
年収1,500万円から収入を上げる方法
年収1,500万円から収入を上げる方法としては、
- 昇進昇格する
- 投資する
- 転職する
- 副業する
などがあります。
年収1,500万円を目指せる企業に勤めているのであれば、昇進昇格を目指すのが最もおすすめです。
現在の日本では年功序列の根付いた企業が多く、実力があってもなかなか昇進できないケースも多くあります。
そのためいくら頑張っても給与が上がらない、役職が上がらないと悩む若い世代も少なくありません。
早いうちから昇進昇格を狙いたい場合は、営業やIT、ベンチャーや外資系企業などへの就職がおすすめです。
投資で収入を上げる方法もありますが、投資だけで年収1,500万円稼ぐのは非常に難しいでしょう。
しかし投資が上手くいけば、年収300万円以上稼ぐ可能性は十分あります。
生活費や貯金など必要経費から、残ったお金を投資に回しましょう。
他には副業で収入を上げる方法もおすすめです。
今では、ECサイトやブログなどで収入を得ている人も増えています。
また、YouTube趣味のゲーム実況やペット動画をアップした結果、収入が得られているケースも少なくありません。
ライターやデザイン、占いなどのスキルを売り、本職のスキルアップをしながら収入を得ることも可能です。
年収1,500万円の手取りや生活レベルまとめ
この記事では「年収1,500万の手取りや税金、生活レベルやどんな仕事の人が多いのか」などについて解説しました。
年収1,500万円の場合、手取り年収は約1050万円、手取り月収は約75万円であり、十分余裕のある生活が送れるということがわかりました。
しかし税金として約3割、450万円程度の支払いが必要です。
また生活に余裕はあるものの、貯金ができず悩む年収1,500万円の世帯も少なくありません。
家賃や通信費など固定費の見直しや投資などで収入アップを目指し、よりよい生活を手に入れてはいかがでしょうか。