この記事を読んでいるあなたは、
- 無い内定(NNT)の割合について知りたい
- 無い内定(NNT)の特徴について知りたい
- 無い内定(NNT)におすすめの就活サービスを知りたい
上記のように考えているかもしれません。
この記事では、「無い内定(NNT)の特徴や内定がない人の対策、すべきこと」についてお伝えしていきます。
無い内定(NNT)とは
無い内定(NNT)とは、内定がもらえないことを自虐的に表現し、SNSなどで使われるようになった造語です。
コロナ過の影響で各企業が採用を控えているせいもあり、1社からも内定がもらえていない「無い内定(NNT)」者が増えているのが現状です。
一方でANTとは、内定がある就活生を示す言葉として使われており、主にインターネットやSNSで使われることが多いです。
【23卒】無い内定(NNT)の割合
23卒就活生の無い内定(NNT)の割合は、2022年6月1日の時点で23.1%という数字が出ています。(株式会社ディスコキャリタスリサーチ:キャリタス就活2023学生モニター調査結果より)
コロナ過で無い内定(NNT)率が上がってきていましたが、2023年卒の無い内定(NNT)率は例年に近い数値に戻りつつあるようです。
就活生にとってはうれしい傾向ではありますが、現実に無い内定(NNT)者がゼロになっているわけではありません。
23卒就活生がやばい理由
23卒の就活生がやばい理由について解説していきます。
就活が早期化している
23卒の就活生がやばい理由として、就活が早期化していることがあります。
就活解禁は毎年3月が始まりですが、3月1日には一斉に企業へのプレエントリーが開始されます。
また企業へのアピールとして、各企業のイベントに参加することも重要なポイントになってきます。
企業説明会や社員座談会、インターンシップなどのイベント参加は、先着順を取っている企業も多いため、就職解禁の3月よりも前にES(エントリーシート)の書き方、書く内容等をしっかりと準備しておく必要があります。
オンライン化によって就活の競争率が増加している
23卒の就活生がやばい理由として、就職活動のオンライン化が進んでいることがあります。
オンライン化が進むことで、どこにいても参加しやすくなり競争率が上がリます。
特に「説明会」については、移動時間が不要で参加しやすいという理由からオンラインを希望する学生が増えています。
無い内定(NNT)の末路
ここでは、無い内定(NNT)の末路について解説していきます。
在学中の無い内定(NNT)の末路
在学中の無い内定(NNT)の末路には以下のようなものがあります。
- 海外の大学に留学する
- 大学院に進学する
- 就職留年する
などです。
上記について解説していきます。
海外の大学に留学する
在学中の無い内定(NNT)の末路には、海外の大学に留学することがあります。
実質留年とは変わりませんが、グローバル化が進んでいる今、留学という実績のある就活生は高評価されることが多いでしょう。
ただ、残念なことにこのコロナ過で海外渡航が難しくなっているため、率先してすすめることができないのが現状です。
それでも強い信念をもって臨みたいという人には、オンライン留学という方法もあるので考えてみましょう。
大学院に進学する
在学中の無い内定(NNT)の末路には、大学院に進学することがあります。
大学院で得た知識が企業にとっては即戦力になることもあり、就活をする際の選択肢を増やすこともできます。
とりあえずの逃げ道ではなく、就職して活躍するためのステップとして大学院進学を考えることは良い選択肢でしょう。
ただ、大学院に進学するためには高額な学費がかかるため、必要に応じて奨学金制度を検討してみるとよいでしょう。
就職留年する
在学中の無い内定(NNT)の末路には、就職留年することがあります。
就職留年は「新卒」という肩書をもったまま就活を続けることができます。
どうしても入りたい企業に再挑戦したい、もう1度時間をかけて将来設計を考え直したいといった方には、納得するための時間が作ることができるでしょう。
人生にとって大切な就職先を妥協しないための必要経費として、最低でも半期分の学費(約30万~50万)がかかることは考えておきましょう。
卒業後の無い内定(NNT)の末路
卒業後の無い内定(NNT)の末路には以下のようなものがあります。
- フリーターになる
- 就職浪人する
- 起業・独立する
- 女性は婚活を考える
などです。
上記について解説していきます。
フリーターになる
卒業後の無い内定(NNT)の末路には、フリーターになると考えることがあります。
フリーターは正社員と比べると、
- 賃金が安い
- 収入が安定しない
- 簡単にクビにされやすい
といったデメリットがあります。
しかし、大卒という学歴があれば、正社員として採用してくれる企業は見つかるはずです。
学生時代にパートやアルバイトとして働いていたのであれば、そこで正社員として採用してもらうということも視野に入れてみましょう。
就職浪人する
卒業後の無い内定(NNT)の末路には、就職浪人すると考えることがあります。
就職浪人とは、大学を卒業してからも就職活動を続けている人のことを指します。
「新卒」と違って「既卒」扱いとなるため、中途採用になり就職の難易度はあがります。
また、面接まで進んだとしても「なぜ就職浪人になったのか」を厳しく聞かれ、面接官が納得できる回答ができなければ即不採用となってしまいます。
就職浪人を選択した場合でも、まずは早めにどこかの企業に入社することを心がけましょう。
起業・独立する
卒業後の無い内定(NNT)の末路には、起業・独立すると考えることがあります。
起業するための年齢制限や条件は特にないため、誰でも起業することは可能です。
ただ、ビジネスを始めるための知識や経験がない人にはあまりおすすめできません。
起業者のほとんどはキャリアが十分にある状態で30代以上で起業しているのが現状であるため、失敗した時のリスクは大きいです。
女性は婚活を考える
卒業後の無い内定(NNT)の末路には、女性は婚活を考えることがあります。
しかし、婚活をして相手を見つければいいだろうという考えは危険です。
このような逃げの婚活は、いずれ公開することが多いため、後悔しない選択をしましょう。
無い内定(NNT)になりやすい就活生の特徴と対策Top9
ここでは、無い内定(NNT)になりやすい人の特徴とその対策について解説していきます。
内定を取れば良いと思っている
無い内定(NNT)になりやすい人の特徴として、内定を取れば良いと思っていることがあります。
内定を取れば良い=内定がゴールだと考えている学生は、就活に失敗する可能性が高いようです。
企業が求めているのは実際に会社のために働いてくれる人材です。
企業のことを調べあげ研究したところで、自分がそこの場所で働いている姿をプランニングできていない人からは、面接官は何も感じ取ることができません。
まずは、企業の説明会、インターンシップ、社員座談会、OB訪問会などのイベントに積極的に参加して、実際の業務内容を把握し自身の姿を重ね合わせることで、実際に働く姿を描けるよう心がけましょう。
就活を甘く見ている
無い内定(NNT)になりやすい人の特徴として、就職を甘く見ているということがあります。
就活を受験と同じように捉えている、受験よりも楽だと思っているような人は危険です。
必ず決まった答えがあり点数が決まる受験と違い、就活には「これさえできていれば受かる」といった正解がありません。
筆記試験のあとには面接があり、面接官とのコミュニケーション能力が必要となってきます。
周囲から「コミュニケーション能力が高いから面接は大丈夫」などと太鼓判を押されていたとしても、面接官に評価されなければ意味がありません。
ココを押さえておけば大丈夫だという正解はないということを理解しておきましょう。
ガクチカが少ない・弱い
無い内定(NNT)になりやすい人の特徴として、ガクチカが少なく弱いということがあります。
ガクチカとは、学生時代に力を入れたことを指します。
コロナ過で活動が制限されていることで自分のガクチカが少ない状況になっている人が全国に大勢います。
ただ、コロナ禍でも少しでも自分を主張できる部分を探しておくことが大切です。
以下のようなことがガクチカでは評価されやすいです。
- 論理的に説明する
- 人柄や価値観を伝える
- 結果や成果をきちんとした数値で表す
- 可能な限り資格を取得する
- ボランティア活動の報告
自己研究が足りない
無い内定(NNT)になりやすい人の特徴として、自己研究が足りないということがあります。
自己分析をして仕事選びの軸をしっかりと定めることは、その会社に入りたい理由、その会社でやりたいことを伝える1つの要素となります。
自己研究・自己分析は早い時期から準備にかかり、入念におこなう必要があります。
1つのテーマを設定し、そのテーマでのシーンをできるだけ多く列挙し、それはなぜかを掘り下げていくことで、自分の価値観を言語化してみましょう。
テーマには以下のようなものがあります。
- あなたの強みとは何か
- あなたの弱みとは何か
- 将来なりたい目標とする自分、成し遂げたいこととは何か
- 今までの人生でこれは頑張ったと自信を持って言えることは何か
まず、自分自身のことをしっかりと統一性をもって考えましょう。
企業研究が足りない
無い内定(NNT)になりやすい人の特徴として、企業研究が足りないということがあります。
企業が求める人物像や会社情報だけではなく、社員の評価や口コミをチェックしてみることも大切です。
また、業種以外にも自分に合っている企業なのかどうかをよく考え分析した上で判断していくことも必要です。
その分析結果によって、選考に進めたい企業の順位付けを行い、選考フローを確認して日程が重なった場合の優先順位も考えておきましょう。
エントリー企業数が少ない
無い内定(NNT)になりやすい人の特徴として、エントリー企業が少ないということがあります。
どこでもいいのエントリーを増やせばいいというわけではありませんが、エントリーする企業が少ないのは不安材料の1つです。
エントリーすることで、企業に対して興味があるという意思表示をすることができます。
志望する条件も絞りすぎず、採用傾向の異なる企業もチェックすることがポイントとなるでしょう。
就活生の平均エントリー社数は、25~30社ほどのようです。
また、求人倍率は大手企業になればなるほど高くなるため、倍率が10倍以上の企業ばかりをエントリーした場合、10社エントリーして1社内定がもらえたらラッキーです。
広い視野を持ち、求人倍率の低い企業の中からも自分にあった企業を見つける努力をしましょう。
レベルが合っていない企業を受けている
無い内定(NNT)になりやすい人の特徴として、レベルが合っていない企業を受けているということがあります。
できるだけ条件の良い企業に就職をしたいという思いから自分のレベルに合っていない企業を選択しているという就活生が多くいます。
自分が希望する業種や職種を選ぶことは重要なポイントですが、自分に合った職種でも能力の見合わない企業では面接官には見抜かれてしまいます。
しっかりと自分のレベルを把握し、自分に見合った企業を選択しましょう。
身だしなみが整っていない
無い内定(NNT)になりやすい人の特徴として、身だしなみが整っていないということがあります。
面接官が重要視しているのは、「さわやかさ」「清潔感」「機能性」の3点が整っているかという点です。
この身だしなみ1つで面接官の第一印象が決まります。
特に女性の場合は、以下の点に注意が必要です。
- 髪型(清潔感をアピール・前髪は額と眉毛を見せる)
- スーツ(黒が無難・サイズ感に注意)
- ブラウス(白・汚れやシワに注意)
- パンプス・ストッキング(黒が無難・汚れに注意)
- メイク(清潔感重視・リップは薄め・眉毛しっかり)
- ネイル(基本は何もしない)
- バッグ(A4サイズの書類対応・底とマチがあって床におけるタイプ)
- 時計(高級・カジュアル以外)
- 装飾品(アクセサリー類は避ける)
上記の項目に気を使い、面接官に身だしなみが整っているアピールをしましょう。
選考テストへの対策が足りない
無い内定(NNT)になりやすい人の特徴として、選考テストへの対策が足りないということがあります。
就活の中では面接が重要視されがちですが、面接に進む前に選考テストで落ちてしまうこともあります。
選考テスト対策は半数以上の人が就活解禁の3月より前から始めているようです。
選考テストの対策としては、市販のWebテスト攻略本を活用するという基本的な方法があります。
その他にも、就活サイトに登録することで体験談からその企業の選考テストの種類を探しだすこともできるようです。
就活解禁後だとエントリーシートの提出や説明会などに追われ、余裕がもてなくなってしまうため、選考テスト対策は早めにすることをおすすめします。
無い内定(NNT)にならないためにすべきこと
ここでは、無い内定(NNT)にならないためにすべきことについて解説していきます。
就活サービスを利用する
無い内定(NNT)にならないために、就活サービスを利用しましょう。
数社受けてダメで落ち込んでやる気をなくす前に就活サービスを利用してみましょう。
就活サービスでは以下のようなことを無料で受けることができます。
- キャリア相談
- 求人紹介
- 履歴書・職務経歴書の添削
- 面接のセッティング
- 面接の対策
- 面接のフィードバック
内定獲得者の口コミ評判などを参考にしたランキング記事などから、「求人の質」「サポート力」「提案力」を考慮して自分に合った就活サービスを見つけましょう。
相談できる先輩や友達を作る
無い内定(NNT)にならないため、相談できる先輩や友達を作るようにしましょう。
先輩からは過去の経験を聞くことができ、友人からは自分の知らない企業の選考情報などを聞くことができるかもしれません。
自分の知っている情報を友人が知らなかったということもあるため、お互いにギブ&テイクで情報交換ができて心強いでしょう。
また、就活イベントには一緒に参加することで、初対面の人ともなじみやすくなりグループディスカッションへの参加も気軽に参加できるようになります。
就活の現状や軸を見直す
無い内定(NNT)にならないために、就活の現状や軸を見直すようにましょう。
就活の軸がしっかりしないままだと、本気で就職したいと思える企業に出会えずエントリー数も少なくなりがちです。
軸をしっかりとさせることで、志望動機を固め選考対策の方向性をしっかりと決めていきましょう。
また、軸をしっかりと持っているという人も設定条件が高すぎることはないか、不要な部分に固執していないかを確認してみましょう。
【24卒向け】インターンシップに参加する
無い内定(NNT)にならないために、インターンシップに参加してみましょう。
インターンシップに参加する目的として、最も多いのはその企業への理解を深めるためということがあります。
インターンシップには、企業の方との貴重な出会いとご縁があります。
インターンシップに参加したいという志望動機だけではなく、その企業にとって自分が求められる人物であるということを認めてもらえる貴重な場所でもあります。
無い内定(NNT)におすすめの就活サービス3選
ここでは、無い内定(NNT)の人におすすめの就活サービスを紹介します。
キャリアスタート
出典:https://careerstart.co.jp/
キャリアスタートとは、未来ある若い人材の強い味方になってくれる就職エージェントです。
コロナ過で「内定を取り消された」「失業した」という20代の方を対象に、積極的に就職支援サービスを行うことを発表しています。
具体的には、従来のキャリアアドバイザーによるサポートにプラスして、「就職活動にあたり必要となる経費を全額負担する」とうたっています。
未来ある若い人材がコロナに負けないように、と全力で支援してくれる心強い就職エージェントで全力のバックアップが得られます。
若年層に人気の企業との太いパイプもあり、楽天やリクルートキャリアなどの有名企業への紹介実績もあります。
キャリアスタートの公式サイトはこちら
キャリセン就活
出典:https://careecen-shukatsu-agent.com/
キャリセン就活とは、新卒専門の就活エージェント「シンクトワイス株式会社」が運営する総合職を目指す学生向けの就活相談サービスです。
厳選した優良企業の紹介実績数1000社以上を誇り、就活に役立つイベントなども幅広く運営しています。
元人事担当者や有名なキャリアコンサルタントとマンツーマンで行う「個別内定サポート」、離職率の低いホワイト企業を厳選して紹介する「キャリアスカウト」などがおすすめです。
また、紹介企業の選考には、合否ともに企業側からのフィードバックを伝えてくれるため、不採用理由をしっかりと把握して前に進みたい方におすすめです。
キャリセン就活の公式サイトはこちら
キャリアチケット
出典:https://careerticket.jp/
キャリアチケットとは、レバレジーズ株式会社が運営する就活生が利用するNo.1の就活サポートサービスです。
年間1万人以上の就活生が利用するキャリアチケットでは、日本の学生がやみくもに就活をしなくていい社会をつくるために、日々学生一人ひとりと向き合っています。
学生それぞれのキャリアを考える方法や観点を知ることで、不採用になって傷つくことを避けることができるのではないかという想いでスタートさせた就活サポートサービスです。
オリコン顧客満足度調査で総合満足度第1位を獲得したキャリアチケットは、「量より質」を意識したサービスで高評価を得ています。
公式サイトからLINE相談も受け付けているようです。
キャリアチケットの公式サイトはこちら
無い内定(NNT)が就活エージェントを利用する際の事前知識
ここでは、無い内定(NNT)の人が就活エージェントを利用する際に知っておくべき事前知識について解説していきます。
就活エージェントがやってくれること
就活エージェントがやってくれることは以下の通りです。
- 就活に関する相談
- 非公開もある求人紹介
- 面接への対策や練習
- ES添削
- 面接セッティング
などです。
就活エージェントとは、登録は完全無料で就職の相談に乗ってくれるサービスです。
一人ひとりに専任アドバイザーがつき、就活ナビサイトには無いような非公開求人も紹介してくれます。
また、面接日程やESの応募などの企業との調整や、企業へ強く推薦してくれるため就活の成功率が上がります。
就活エージェントを利用するメリット
就活エージェントを利用するメリットは以下の通りです。
- 就活のサポートを無料で受けられる
- 就活に活かせる講習やイベントに参加できる
- 非公開求人を紹介してくれる
- 早期内定がもらえる可能性がある
などです。
一人ではやりきれないことを無料である就活サポートを利用してサポートしてもらうことで、就活の成功確率はグンと上がります。
企業と就活生の間を取り持ち、よりよい人材を紹介することで、企業にプラス効果をもたらすことで成り立っています。
就活に活かせる講習やイベントも熟知している就活エージェントなら、参加方法もスケジュールも任せられます。
また、独自のルートを持ち非公開求人を早期に紹介してくれる就活エージェントもあるため、早期内定をもらえる可能性があります。
企業との深いつながりから、ES選考・一次、二次選考免除があったり、人事の方と話す機会をもらえたりもします。
不採用だった場合も「なぜダメだったのか」をフィードバックしてもらえるため、次への心構えの参考にすることができます。
就活を支え、応援してくれる心強いコンサルタントとタッグを組むことで、心にも大きな余裕ができると思います。
就活エージェントを利用するデメリット
就活エージェントを利用するデメリットは以下の通りです。
- 悪質なエージェントの可能性がある
- コンサルタントの質が低い場合がある
などです。
すべてのエージェントが高品質で良い企業を紹介してくれるとは限りません。
悪質なエージェントを選択してしまうと、普通なら就職先に選ばないようなブラック企業とつながっていて、強引に入社させられてしまうケースもあるようです。
最悪な場合、学歴や条件によって態度を変え「あなたには紹介できる案件はありません」と言い放ってしまうコンサルタントもいるようです。
就活エージェントを選択する際は、就活生の口コミや評判もしっかりとチェックして見極めることも必要です。
就活エージェントを利用する手順
ここでは、就活エージェントを利用する手順について解説していきます。
登録する
まずは、エージェントに登録します。
登録する際は、就活エージェントのサービスであることをしっかりと確認しましょう。
転職サイトだったり、就職ナビサイトだったり紛らわしいサービスが複数存在します。
特に、就職ナビサイトはコンサルタントがつかず、すべて自分で行うことになるため注意しましょう。
電話を受けカウンセリングを行う
次に、電話を受けてカウンセリングを行います。
カウンセリングでは以下のようなことを聞かれます。
- 希望する職種や業界
- 希望年収
などです。
10分程度のヒアリングを受けた後、キャリアカウンセリングのアポイントを調整していきます。
求人の紹介を受ける
次に、求人の紹介を受けます。
就活エージェントとは、就活生個人ではなかなか考えが及ばない点に注目し、その人材をよく考えた業種、職種を考えて紹介してくれるので、新しい自分を発見できる場所でもあります。
思いもよらず大手を紹介されることもあれば、視野になかった新しい企業を紹介されることもあるでしょう。
自分では思いつかなったような新しい職種に挑戦するようなこともあるかもしれません。
もちろん、就活生の望む企業を紹介することに力を注いで相談にのってくれるところなので、合わない職種、望まない職種を紹介された場合は断って先に進むことも可能です。
ESの添削を行う
次に、ESの添削を行います。
ESは自分自身のことを書くとはいえ、なかなか自信がもてないものではないでしょうか。
就活エージェントでは、自己満足で終わらせないよう、就活支援のプロの目でESの添削をしてくれるので安心です。
内容によっては書き直しが生じたり、さらに添削のための面談の設定も必要となってくるでしょう。
そのやりとりの中で、企業にあった最高のESを作り上げて先に進んでいく手助けをしてもらえます。
企業にエントリーする
次に、企業にエントリーします。
就活エージェントのコンサルタントからの推薦文も添えてエントリーするため、コンサルタント目線の魅力も加わり充実したエントリーをすることができるでしょう。
企業との信頼関係のあるコンサルタントからの推薦文は、先方の企業にも信頼できる情報として受け取ってもらえるため、個人での応募より有利になります。
面接の対策や練習を行う
次に、面接の対策や練習を行います。
応募した企業の面接担当者がこれまでどのような質問をしてきているのか、採用されやすいタイプはどんな人なのかを把握しているからこそのアドバイスで対策を練ることができます。
また、あなたの持っているスキルの中で最もプッシュすべきポイントなどもアドバイスしてもらえるでしょう。
模擬面接がお願いできたらさらに心強いですね。
面接本番を行う
次に、本番の面接を行います。
応募した企業との面接などの日程はコンサルタントがすべて設定してくれるから安心です。
あとは、面接当日に力を出し切って面接にのぞむだけです。
もし面接で不採用となった場合でも、コンサルタントが直接人事担当者からフィードバックをもらっているため、そのフィードバックを次の面接に活かすことができます。
内定から入社までのサポートを受ける
最後に、内定を受け取り入社までのサポートを受けます。
内定が決まったら、入社して困らないように、ビジネスイマナーに始まり、仕事観、社会に出るにあたっての心構えなども教えてもらえます。
内定が出た企業があっても別の企業の面接を受けたい場合は、納得のいくまで相談に乗ってもらえるため、はっきりと自分の意志を伝えましょう。
就活エージェントによっては、入社後も連絡を取ってくれて、就業中の不満や不自由な点がないかまで気にかけてもらえます。
無い内定(NNT)に関してよくある質問
ここでは、無い内定(NNT)に関してよくある質問について解説していきます。
無い内定(NNT)のまま卒業するとどうなりますか?
無い内定(NNT)のまま卒業すると、就職活動の際に「新卒」から「既卒」という扱いに変わります。
この「既卒」扱いになることで、応募時の書類選考や面接などでマイナスの評価を受けることが多くなります。
そのマイナスポイントを補うためには、資格やスキルなどをたくさん身につけ、アピールポイントを増やしていくことが必要となります。
女性は就活に不利ですか?
女性は就活に不利ではなく、男女間に優劣がつけられることはありません。
職種によっては女性では困難なものもあるかもしれませんが、それ以外で不当な不利となる材料を出されることはないでしょう。
「大学・高等専門学校・専修学校の卒業者における就職率」の男女別就職率を見ても、男女差はありません。
令和3年のデータでは逆に女性の方が若干多い結果になっているくらいです。
学歴フィルターは存在しますか?
学歴フィルターが存在するのかと聞かれたら、「絶対にない」とは言うことはできません。
学校名というよりその学校の偏差値によってフィルターがかけられているようです。
実際に学歴フィルターをかけていると公表している企業はありません。
ただ、「MARCH」「関関同立」が学歴フィルターの基準となることが多いようです。
MARCH
以下の大学がMARCHの大学です。
- 明治大学
- 青山学院大学
- 立教大学
- 中央大学
- 法政大学
関関同立
以下の大学が関関同立の大学です。
- 関西学院大学
- 関西大学
- 同志社大学
- 立命館大学
学歴フィルターが存在し基準にしている企業があるかもしれませんが、「MARCH」や「関関同立」の大学のみが優遇されているわけではありません。
それ以外の大学でも十分に就活を進めることは可能です。
無い内定(NNT)まとめ
この記事では、「無い内定(NNT)の特徴や内定がない人の対策、すべきこと」についてお伝えしていきました。
就活エージェントという就活のプロのアドバイスを受けることで、違った方向性に気づくこともあり、新しい分野へ背中を押してもらえることもあります。
また、たくさんの先輩の声や就活仲間との会話の中で励まされることもあり、悩みを相談することで気持ちを切り替えることもできます。
この記事で紹介した特徴や対策を参考にして、就活に活かしてみてください。