この記事を読んでいるあなたは、
- 海外FXの最大ロットや最小ロット数を比較したい
- 海外FXのロット数って何?
- 海外FXのロット数における注意点は?
上記のように考えているかもしれません。
この記事では「海外FX業者の最大ロット・最小ロット比較や、注意点、計算方法」などをお伝えしていきます。
「海外FX業者の数が多すぎてどこで登録したら良いか分からない」「とにかく有名で日本人に人気な業者を利用したい」という方は、以下の3つの業者が特におすすめです。
海外FX業者 | 特徴 | 公式サイト |
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公式サイト | |
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公式サイト | |
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公式サイト |
なお、日本人トレーダーに人気の海外FX業者については、海外FXおすすめランキングにて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
海外FX業者の最大ロット・最小ロット比較表
海外FX業者の最大ロット・最小ロットの比較表を以下にまとめました。
海外FX業者 | 最大ロット・最小ロット | 公式サイト |
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公式サイト | |
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公式サイト | |
Exness |
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公式サイト |
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公式サイト | |
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公式サイト |
最小ロットは0.01ロットとする業者が多いですが、最大ロットは50〜1,000ロットと幅広い設定となっています。
海外FXのロット(Lot)とは
海外FXのロット(Lot)とは、取引における通貨量の単位を表しています。
1ロットあたりの通貨量は業者や口座タイプによって異なるため、確認しておかないとその後の取引に関わります。
例えば、スーパーで売られている卵は10個入り1パックで販売されていることがほとんどで、卵1パックが海外FXでいう1ロットです。
同じ卵1パックでも6個入りや4個入りで販売されているように、FXにおける1ロットも業者によって1万通貨や10万通貨となる場合があります。
なお、国内FXでは「1枚、2枚」と表現されるケースもありますが、意味はロットと同様です。
1ロットあたりの通貨量はFX業者や口座タイプによって異なる
海外FXにおける1ロットあたりの通貨量は、業者や口座タイプによって異なります。
例えば、XMTradingの場合ではマイクロ口座とその他の口座タイプで、以下のように異なります。
口座名 | 1ロットあたりの取引単位 |
---|---|
マイクロ口座 | 1,000通貨 |
スタンダード口座・KIWAMI極口座・ゼロ口座 | 10万通貨 |
口座タイプを複数用意している業者が多く目的も異なるため、リスク許容度などを考慮したうえで、自分に合うものを選ぶ必要があるでしょう。
ハイリスクな取引を避けたいトレーダーは、1ロットあたりの取引単位が少ない設定となっている口座タイプを利用するのがおすすめです。
各業者の公式サイト内で、口座タイプごとのロットなどが確認できるため、総合的に判断してください。
海外FXでは基本的に1ロット=100,000通貨
海外FXでは、基本的に1ロットを100,000通貨としているブローカーがほとんどです。
100,000通貨とは、USD/JPYの通貨ペアであれば10万米ドル、EUR/JPYならば10万ユーロとなります。
例えば、1ドル140円の際にUSD/JPYを1ロット売買する場合、1,400万円分のポジションを保有できます。
また、最大レバレッジを1,000倍として取引した場合、1ロットのポジションを保有する際に必要な資金は14,000円のみです。
国内FXでは基本的に1ロット=10,000通貨
一方国内FXでは、基本的に1ロットを10,000通貨とする業者がほとんどです。
例えば、1ドル140円の際にUSD/JPYを1ロット売買する場合、140万円分のポジションを保有できます。
国内FXの最大レバレッジは金融庁の規制によって25倍に制限されているため、1ロットのポジションを保有する際に必要な資金は56,000円です。
国内FXで取引経験があるトレーダーは、海外FXでは取引単位が異なりロットを上げ過ぎると大きな損失を被る恐れがあるため、十分に注意しましょう。
海外FXでロットが単位として使われている理由
海外FXで「ロット」が単位として使われている理由は、取引単位を間違えないためです。
日本では「100万通貨」のように漢字で表すことで、0の数を省略できます。
しかし、海外では「1,000,000通貨」と表すため、場合によっては0の数を間違えて注文してしまうトレーダーがいるかもしれません。
FXでは、ほんの数秒〜数分の値動きによって稼げるチャンスも変動するため、焦ってしまうと桁を見誤ることもあるでしょう。
注文ミス防止のために、1,000,000通貨なら10ロットとロット表記にすることを共通認識としています。
ロットとレバレッジの違い
ロットは取引通貨量の「単位」を表し、レバレッジは少額資金から大きな金額で取引できる「仕組み」をいいます。
たとえばレバレッジだけで考えると、2万円で取引する際はレバレッジ25倍で50万円、1,000倍なら2,000万円分のトレードが可能です。
実際はレバレッジ自体を直接設定するわけではなく、ロットを調整することで結果的に希望のレバレッジでトレードできる仕組みとなっています。
仮にロットとレバレッジを組み合わせて、1ドル=140円の際に1万円分入金してUSD/JPYを1,000通貨分、取引したとします。
上記の場合レバレッジは、140円×1,000通貨÷1万円=14倍です。
また、10,000通貨分の取引をした場合は、140円×10,000通貨÷1万円=140倍になります。
このように、ロットが変わればレバレッジも変動します。
海外FXの最大ロット数の種類
海外FXの最大ロット数は、以下の2種類です。
- 1ポジションでの最大ロット数
- 全取引で保有できる最大ロット数
それぞれの違いを見ていきましょう。
1ポジションでの最大ロット数
1つ目は、1ポジションあたりに注文可能な最大ロット数です。
たとえば、最大ロット数が100ロットの設定である場合、1,000万通貨分までの取引が1度にできます。
海外FX業者では、50〜1,000ロットに設定されていることがほとんどです。
取引の手間や管理面で考えると、1ロット×100ポジション注文するよりも、100ロット×1ポジションの方が楽だと言えるでしょう。
全取引で保有できる最大ロット数
海外FXでは全取引で保有可能な最大ロット数も設定されており、「1ポジションの最大ロット数×1口座あたりの最大ポジション数」で計算できます。
たとえば、大手海外FX業者のXMTradingでは、最大ロット数が50ロット×200ポジション=10,000ロットとなります。
つまり、50ロット分の取引を200回繰り返せるということです。
海外FXにおいて最大ロット数とは、2種類の意味があると把握しておきましょう。
海外FXのロットの計算方法
海外FXでの以下に関するロットの計算方法を解説します。
- 1ロットあたりの必要証拠金の計算方法
- 1ロットあたりの損益の計算方法
- 適正ロット数の計算方法
1ロットあたりの必要証拠金の計算方法
1ロットあたりの必要証拠金の計算方法は、以下の通りです。
たとえば、USD/JPYの通貨ペアで1ドル=140円かつレバレッジ1,000倍とした場合、1ロットでは「140円×10万通貨×1ロット÷1,000レバレッジ=14,000円」の必要証拠金となります。
また、上記と同じ条件のEUR/USDで1ユーロ=1.1ドルとした場合は「1.1ドル×10万通貨×1ロット÷1,000レバレッジ×140円=15,400円」の必要証拠金です。
複雑になりやすいため、慣れないうちはメモをして確認しましょう。
1ロットあたりの損益の計算方法
1ロットあたりの損益の計算方法は以下の通りで、pipsを使います。
pipsとは値動きの最小単位のことで、利益・損失が分かります。
なお、海外FXで1ロット取引した際の損益(2024年時点のレートで概算)は、以下を参考にしてください。
損益 | USD/JPY | EUR/USD | EUR/GBP |
---|---|---|---|
1pips | 1,000円 | 1,450円 | 1,833円 |
10pips | 10,000円 | 14,500円 | 18,330円 |
100pips | 100,000円 | 145,000円 | 183,300円 |
適正ロット数の計算方法
海外FXにおける適正ロット数は、1取引あたりの損失額を資金の2〜3%以内に抑える方法がおすすめです。
FXは毎回勝てるわけではないため、時には損切りも必要であることと、損失はなるべく少額に抑えることが重要です。
たとえば、資金が10万円の場合、1取引の損失が2,000〜3,000円以内となるロット数で取引します。
USD/JPYの取引時、10pipsで損切りするケースは以下の通りです。
海外FXの魅力は国内FXよりも高いレバレッジ・最大ロット数の多さですが、リスクも高くなるため、損失を出し過ぎないよう適正範囲内で取引しましょう。
最大ロットが高い海外FX業者おすすめランキング5選
最大ロットが高い海外FX業者の中でもおすすめの業者を紹介します。
- XMTrading
- FXGT
- Exness
- AXIORY
- TitanFX
順番に見ていきましょう。
XMTrading
出典:https://www.xmtrading.com/jp/
最大ロット数 | 50ロット |
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最小ロット数 | 0.01ロット |
最大保有ロット | 10,000ロット |
1口座あたりの最大ポジション数 | 200ロット |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
平均スプレッド(USD/JPY) | 0.7pips |
取引手数料 | 無料 |
金融ライセンス |
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公式サイト | XMTrading公式サイト |
XMTradingとは、海外FX業者を選ぶ際に必ず目にするほど有名なブローカーです。
最大レバレッジは1,000倍で、最大ロット数は50ロットに設定されており、初心者からベテランまで幅広いトレーダーにおすすめできます。
他の4社と比べると最大ロット数は低く感じるかもしれませんが、ロットを多くしてしまうと損失時のリスクも高くなるため、バランスの良い設定だと考えられます。
大勢から支持されている業者で海外FXを楽しみたい方に向いており、迷った際はXMTradingを選ぶと良いでしょう。
※上記ボタンをクリックすると公式サイトに遷移します。
FXGT
出典:https://fxgt.com/ja
最大ロット数 | 100ロット |
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最小ロット数 | 0.01ロット |
最大保有ロット | 12,800ロット |
1口座あたりの最大ポジション数 | 200ロット |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
平均スプレッド(USD/JPY) | 1.5pips |
取引手数料 | 無料 |
金融ライセンス |
|
公式サイト | FXGT公式サイト |
FXGTとは、比較的新しいブローカーですが、金融ライセンスを保有しており信頼性のある業者です。
仮想通貨だけでも銘柄数30種類以上から取引でき、最大レバレッジ1,000倍かけられる点は魅力です。
さらに、入出金通貨や口座通貨でも、仮想通貨が利用可能だと注目されています。
最大ロット数もXMTradingの2倍であるため、ハイリターンを求めていたり、仮想通貨FXに興味があったりするトレーダーに向いているでしょう。
※上記ボタンをクリックすると公式サイトに遷移します。
Exness
出典:https://www.exness.com/ja/
最大ロット数 | 200ロット |
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最小ロット数 | 0.01ロット |
最大保有ロット | 上限なし |
1口座あたりの最大ポジション数 | 無制限 |
最大レバレッジ | 無制限 |
平均スプレッド(USD/JPY) | 1.1pips |
取引手数料 | 無料 |
金融ライセンス |
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公式サイト | Exness公式サイト |
Exnessとは、最大レバレッジを無制限としている唯一のブローカーで、ハイレバレッジ関連では必ず名前のあがる業者です。
最大保有ロット数の上限がないため、1口座あたりの最大ポジション数も無制限となっています。
ただし、ボーナスやキャンペーンは開催されておらず始めから自己資金が必要なため、初心者よりも資金に余裕のある中〜上級者向きでしょう。
他社で経験を積み、ハイレバレッジのリスクも許容できるようになれば、無制限のメリットを享受できるはずです。
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AXIORY
出典:https://www.axiory.com/jp/
最大ロット数 | 1,000ロット |
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最小ロット数 | 0.01ロット |
最大保有ロット | 無制限 |
1口座あたりの最大ポジション数 | 上限なし |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
平均スプレッド(USD/JPY) | 0.2〜0.5pips |
取引手数料 | 無料 |
金融ライセンス | ベリーズ国際金融サービス委員会 |
公式サイト | AXIORY公式サイト |
AXIORYとは、最大ロット数の高さが1,000ロットに設定されており、狭いスプレッドでも注目を集める海外FX業者です。
運営歴も10年以上と長く、2023年12月にはこれまでの最大レバレッジ400倍から2.5倍も高い、1,000倍の「マックス口座」もリリースされました。
AXIORYもExness同様、最大保有ロットは無制限となっているため、1口座あたりの最大ポジション数も上限がありません。
1度の取引で、ロット数を多くしたいトレーダーに向いています。
※上記ボタンをクリックすると公式サイトに遷移します。
TitanFX
出典:https://titanfx.com/ja
最大ロット数 | 100ロット |
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最小ロット数 | 0.01ロット |
最大保有ロット | 20,000ロット |
1口座あたりの最大ポジション数 | 200ロット |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
平均スプレッド(USD/JPY) | 0.5pips |
取引手数料 | 無料 |
金融ライセンス |
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公式サイト | TitanFX公式サイト |
TitanFXとは、低スプレッドと高速取引実行が魅力のブローカーで、特にスキャルピングやデイトレードに適しています。
2023年2月にリリースされた「マイクロ口座」では最大レバレッジが1,000倍で、従来の口座タイプと比べて2倍となりました。
通貨ペア数は70銘柄と豊富で、取引の選択肢が多く、稼げるチャンスも多い点は魅力です。
TitanFXの最大ロット数は100ロット、最大保有ロットが20,000ロットと高めに設定されているため、大口取引をしたいトレーダーに向いています。
※上記ボタンをクリックすると公式サイトに遷移します。
海外FXの最大ロット・最小ロットにおける注意点
海外FXの最大ロット・最小ロットにおいて、注意すべき点は以下の通りです。
- ロットの上げ過ぎはリスクが高い
- 海外FX初心者は最小ロット数からの取引がおすすめ
- 保有するロット数によって、レバレッジが制限されることがある
それぞれ解説していきます。
ロットの上げ過ぎはリスクが高い
ロットの上げ過ぎによってリスクが高くなる点は、注意すべきです。
ロットを上げれば利益も期待できますが、その分多大な損失を被る可能性も高くなってしまいます。
たとえば、0.1ロットと1ロットでの取引は、損益も10倍の差が生じます。
数千円の取引ならまだしも、数万円単位の取引で損失が出たケースを考えた際に平常心を保てそうにないのであれば、リスク許容度が低いかもしれません。
そのため、目先の利益に囚われてロットを上げるのではなく、自己資金に見合った通貨量で取引をしましょう。
海外FX初心者は最小ロット数からの取引がおすすめ
海外FX初心者の場合は、最小ロット数から取引を始めるのがおすすめです。
ロットを上げるほど、少しの値動きによって損失も大きくなる可能性があります。
ほとんどの業者では、最小ロット数を0.01ロット(1,000通貨)に設定しているため、慣れるまでは様子を見て取引してください。
FXにおいて損益を決めるのは、レバレッジではなくロット数だと言われています。
ロットを上げるのは後からでも遅くないため、初めは小ロットでの取引から経験を積みましょう。
保有するロット数によって、レバレッジが制限されることがある
海外FXでは、保有するロット数によっては、レバレッジが制限されてしまうことがあります。
レバレッジ制限とは、口座残高・ロット数によってレバレッジに制限がかかってしまうことを言い、最大レバレッジが高い業者でも口座残高次第ではレバレッジが引き下げられてしまいます。
そのため、ハイレバレッジ×多数ポジションで利益を一気に増やしたいと考えているトレーダーは気を付けてください。
レバレッジ制限がない業者を選ぶなら、TitanFXがおすすめです。
海外FXの最大ロット・最小ロットに関してよくある質問
海外FXの最大ロットや最小ロットに関してよくある質問を紹介します。
海外FXでロットを上げるタイミング・条件は?
以下の条件に当てはまれば、ロットを上げても良いと考えられるでしょう。
- 成績が安定している
- 精神的に影響が少ない
- ルールを守ってトレードできている
まず、トレードで勝てるような成績でなければ、ロットを上げても損失のリスクが高いです。
目安としては、過去3〜6ヵ月間で70%以上の勝率であった場合、ロット数を増やしてみても良いと判断できます。
それほどの成績が出せる経験を積めば、負けたとしても精神的なダメージは少なくなっているはずです。
また、自分で決めたルールを守って感情的にならないトレードができていれば、ロットを上げても問題ないでしょう。
海外FXで1ロットで取引するメリットは?
海外FXにおいて、1ロットで取引するメリットは以下の通りです。
- 取引の幅が広がる
- 小さいリスクで取引ができる
- 副収入としては利益が十分得られる
海外FX初心者の場合、自分に合った取引手法を見つけることで、中長期的に稼げるトレーダーへ成長しやすくなります。
海外FXの主な取引手法は、以下の3つです。
- デイトレード
- スキャルピング
- スウィングトレード
1ロットなら少額・小リスクで取引でき、1日あたり1,000〜3,000円の利益が積み重なれば1ヶ月で2〜6万円となるため、副収入には十分な金額を得られるでしょう。
海外FXで1ロットで取引するデメリットは?
海外FXで1ロットで取引するデメリットは、以下の通りです。
- 大きな利益は得られない
- レンジ相場での取引は不向き
- 大きな損失が出る可能性もある
1ロットで収益が積み重なれば副収入としての利益は十分ですが、取引する金額が小さくリターンも低いため、生計を立てるほどの金額は得られません。
また、相場が一定の変動幅の中で上下を繰り返すレンジ相場は穏やかに推移する時間帯で、利益を出しにくい傾向があります。
さらに、低リスクだと気を抜いていると数万円単位の損失が出ていることもあるため、注意が必要です。
対策として、1取引の損失額を資金の2〜3%以内に抑えるルールを徹底しましょう。
海外FXの最大ロット・最小ロット比較まとめ
この記事では「海外FX業者の最大ロット・最小ロット比較や、注意点、計算方法」などをお伝えしてきました。
最小ロットは0.01ロットとする業者が多いですが、最大ロットは50〜1,000ロットと幅広いです。
ロットの上げ過ぎによるリスクや、レバレッジ制限に注意する必要があります。
通貨ペアによっては為替レートの影響を受けるため、自分のリスク許容度に合った取引を心がけましょう。
なお、日本人トレーダーに人気の海外FX業者については、海外FXおすすめランキングにて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。